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第二十話〜荒れ果てた大地を

こんにちは こんばんは。またまた開きました。連続投稿をお許しくださいませ。どれも どの作品も気になって放っておけません。とりあえずこれを書かせていただきます。良いのか悪いのかよくわからないのですが。よろしくか 申し上げます。

カムラン=バジュールは、相変わらず泥水の中を、足を半分沈めながら歩いていた。泥水と言うのは、昨夜ひとしきり雨が降って泥の大地に大量の雨水が流れ込み、まさしく一帯を泥濘地帯と呼ぶに相応しい有様にしてしまったからである。

カムランの服装も、ジルコのそれも、もはや元々のの服の色形など分かり得ないほどには泥に塗れていた。カムランもジルコも、ここ3日、泥の中に生息していたレンコンを引き抜き、生で齧ったのと、アワダチナグモ豆をよく噛んで喉に流し込んだだけだった。アワダチナグモ豆はよく咀嚼してから飲み込まないと、胃の中で爆発してしまうので厄介であったが、何も食べないわけにはいかなかったのだ。

カムランは、愛する妻の死をまだ受け入れられていなかった。妻の作る手料理と生のレンコンや豆の味気なさとを比較してしまい、尚更辛くなる一方なのであった。

──嗚呼、シュラビよ!君は僕を守るためだけにあんなことになってしまって。僕には申し訳なさしかない〜。

カムランは、心の中で絶叫していた。

ジルコが突然、口を開いた。

「やっぱりアンタ。まだ引きずっちまってるんだな。わかるよ。人間、弱いものさ。でも、この世界に生きるにゃそれは致命傷やで」

「お前なんかにわなるあものか!」 「泣かなかったくせに」

人間は強くもなれるのだぞ

そう言い返したかった。

が、声は出なかった。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次話、いきます。よろしくどうぞ

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