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第十四話〜ネット視聴者の独り言

おはようございます こんにちは。させていただきました。

このような路線でいいのか悪いのか全く分かりません。超楽しみいただけているのならば 嬉しい。

遠山純一は、パソコンのディスプレイに目を釘付けにされていて、ディスプレイの青白いバックライトが彼の白い顔を照らしていた。

──これは目が離せない。1日中見てても飽きないぞ。

純一は独りごちた。

1Rの小さなマンションの一室。何一つ 不自由することはない悠々自適な生活だった。空調もきき、ぬくぬくとした部屋の中で人々が苦しむ様子を観るのは 実に面白かった。

これが、真のリアリティだ。映画や CG でもなく、今現実に起きていることが 配信されているのだ。ぬかるんだ 地面からは、カメラアイに向かって 泥が跳ねているようだ。定期的にロボットはカメラアイのレンズを拭いているようだ。AI ロボットは、脱落者や逃亡者、怠慢などを見つけると、情け容赦なく電磁鞭を振るっているようだった。ロボットの巡回頻度は次第に多くなっているように見えた。脱落者が増加傾向にあり、それを食い止める為にロボットたちは追加投入されているのだろう。

遠山純一は、次々とカメラアイを切り替えていった。面白い場面に出会えるかどうかは、このカメラワークに味噌があった。

若いTシャツ姿の痩せた男が、地面の泥に両手をついた状態で、執拗に鞭打たれていた。彼の口からは大きな悲鳴が上がっていた。

純一は42歳になるが、このように残酷な現実の場面を目にするのは初めてだった。それは、法務局によって下が苦心されていたのかもしれなかった。

──ひでえ。まさしくひでえ。

彼はまた独り言を呟いた。

独り暮らしなのだから、誰に遠慮もせずに独り言ぐらい連発してもいいが、もしどこかに誰かの耳があるという状況が、あるとしたなら、恥ずかしかった。だから独り言も小声だ。

打たれる男は、痛みのあまり、意識を失いないかけているようだった。足元がおぼつかず、今にも 泥の中に沈んでしまいそうだった。

しかし、純一には、どうすることもできないのだ。画面の向こう側は何処なのか、登場してくるボランティアは一体どこの誰なのか、視聴者には全く知らされないのである。ただ 現実感があるから実際にこそういう現場があるのだろうと 信じざるを得ないのである。この画面でできること といえば、面白い場面上に遭遇したら、いいねボタンを押すことぐらいだから。

その時、であった。

かっちゃん!!!

どこかから轟音が響いた。

彼は何だろうと思ったが、県から離れている彼は それは何の音なのかわからないのだった。。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次 聞かせていただきます

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