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悪夢のゴミ拾いウォークは偽善なのか?  作者: 孑孑(ぼうふら)
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第十一話〜邂逅

こんにちは。時間がかかっております。勘弁くださいませ。なるべく急いで書きます。新しい展開です。よろしければ 呼んであげてくださいませ。

足元のヒドい泥濘地帯よりは少し小高くなった場所がある。ゴミ拾いウォークの会場からは少し離れた場所の丘の上だ。

監視用のAIロボットにもここなら簡単には見つけられまい。と思えた。

ゴミ拾いウォーク会場の中によもや、こんなオアシスのような場所があるとは気づかなかった。深い泥濘を歩く時には、常に足元の泥の具合を確認しているから、上を見上げるなんて動きは滅多にしないからだ。

『ほお。これはええ景色じゃわ。やはり皆、ロボットから逃げ回ったり、ゴミ拾いに集中したりと、それぞれの動きをしているのが目に入ってきた。まるで戦場だ。とにかく一歩でも、匍匐(ほふく)ででも前進していかなければ自分がやられてしまう、そんな世界だ。サバイバル━━。他人を心配してる暇はない。我が身を案じる余裕もない。もう自棄っぱちのようなものだ。何のためにゴミなんか拾わされているのだ?これは本当にただの慈善事業、ボランティアの、一種に過ぎないのだろうか?今まで、敢えて避けけてきた疑問である。何ために。それが分かったところで、ロボットたちに管理されてる以上 どうせ どこにも逃げ場はないのである。招集を拒否して家に()もれば、必ず特殊警察の奴らがやってくる。で、連行され 結局この場でゴミ拾いをさせられるのオチである。結局、これは徴兵制度を 敷かれた戦争と変わりないのである。何のために始めたのかなんて知る必要もないのである。それを知ったところで意味がないのである。

遠くに、低地を走る高速道路が蛇のようにうねうねと曲がりくねっているのぎみえた。山間地を走る国営の蛇の木高速自動車道だ。

十年前に国が用地買収や建設を担当し開通させたものである。この高速道路のおかげで、各地域への物流の弁もとても良くなったらしかった。

モブリーは車には乗らないから、その実態はあまり詳しくないだけれど。

──しかし、カリビアの高速道路のある場所まで歩けたなら、車を使っての脱出の可能性は大いにあるのではないか?彼女の老体では長くはここで作業は続けられまい。体力の限界が来て倒れれば、このまま破壊。気にされることのないのは間違いない。ならば賭けてみるか?生きられるかもしれない方に。高速道路は、あたちをどこまで連れていってくれるのだろう?そんな夢に我を馳せた。どのかは分からないが、少なくともあこのドロ地獄よりマシなのは確実そうであった。

やはり、ここに残るのは得策ではなかろう。

モブリーは考えた。もう人を少なくともふたり、殺してしまっている。仕方のないこととはいえ、ふたり殺すのは重罪であり、生きることを許されるかどうかもわからなかった。

あの男がカーシャを殺るのは、予想していた通りだった。カーシャは白木馬の場所など知らなかったハズだ。男は、木馬の在り処を白状させようとして銃で脅したのだろうか?

旅行に向かう途中、からモブリーに電話 してしまった。しかし何を言ってるかわからず とにかく 恐怖に怯えているようだった。モブリーはその時、黙って電話を切っただけだ。後のことは知らない。

あの男とは馴染めそうになかった。匂いがあの男にはした。モブリーの嗅覚は大抵 正しかった。

自立自走 白木馬を使って移動しようと思っていた。遺体のそばにいるのは一刻でも嫌だった。木馬の隠し場所に向かった。

が、そこはすでに破壊された後だった。木馬は、黒く焦げ付き、ピクリとも動かなくなっていた。と 当局のやつらは見つけ、逃亡は許さんとばかりにAIに破壊を命じたのだろう。

まぁしかし、そのおかげで、たった今、高速道路まで歩いて来て、そこで何者かと邂逅し、その車への同乗を 許してもらおう、というアイデアにたどり着いたのである。もし、その時同乗を、断られたら、またボウガンを使うのもやむをえまい、と考えていたのだ。

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました

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