表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】ドワーフの最強拳士、エルフの幼女に転生して見た目も最強になる!【企画進行中】  作者: 呑竜
「第八章:エルフヘイムへ!」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

207/210

「冒険の書二百六:カルラの策」

 ~~~カルラ視点~~~




 ディアナたちを乗せた船が通るだろうリトニア川の中間地点を見通せる高台に、カルラはいた。

 望遠鏡を覗き込みながら、刻一刻と変わる戦況を見守っていた。


 最初のうちは、ディアナたちたに蹴散らされるサハギンたちの弱さを顔を真っ赤にして怒っていた。


「なによ! サハギンたち全っ然ダメじゃない! なにが『川での戦闘なオレらが一番ですから。人族もエルフ族も赤子みたいなもんすよ』よ! 赤子扱いされてんのは自分たちじゃない!」


 大見得おおみえをきって出陣していったサハギン族の若者たちが一匹ヤラれるたびに歯ぎしりし、地団太を踏みとうるさかったのだが、水中から泥竜マッドドラゴンが飛び出してからはさらにうるさくなった――今度は違う意味で。


「っしゃああああ~! キタキタキタぁ~! ホントに来てくれた! いぃぃやったあぁぁぁ~!」


 ぴょんぴょん飛び跳ねると、思いきりガッツポーズ。

 周りに控えるコボルドたちが引くほどの大絶叫で喜び始めた。


「死ぬほどみつものした甲斐があったわ! あの野郎、見た目は手足と翼が生えたデブのナマズのくせに、変なとこで竜っぽさ発揮しやがって! 『宝石だ、眼も眩むような宝石を捧げよ』とか抜かしやがって~!」 


 乗っている船ごとディアナを葬るために泥竜――リトニア川最強の王であるドロガロンに出陣してもらう。ついでに天候操作の魔術で局地的に雨を降らせ、高速艇の速度を遅らせてもらう。

 その案自体はよかったのだが、失うものもまた大きかった。

 引退後の生活のためにと密かに蓄えていたカルラの私物――高価な宝石をゴッソリ持っていかれることとなってしまったのだ。


「まあでも、約束通り戦ってくれるみたいだしオッケーね! 『天候操作ウェザー・コントロール』の魔術で雨を降らせて高速艇の足を遅くしてくれたし! 足止め用のサハギンも一緒に喰っちゃうぐらいは誤差よね誤差!」

 

 カルラは笑いながら望遠鏡を覗き込んだ。


「ほらほら! 困惑してる! あんぐり口開けて固まってる! そりゃそうよねえ~! まさかこんなところで泥竜に出くわすなんて思わないわよねえ~! でもざ~んねん! これが現実! アタシの執念深さを舐めたアナタたちが悪いのよ!」


 今まさに人生……魔族生絶頂ぐらいの勢いで、カルラは笑い続けた。

 

「ねえ、今どんな気持ち? ねえ、今どんな気持ち? アタシに命乞いしたくなった? 『カルラさま、もうしないので許してください』って土下座して謝りたくなった? でもざ~んねん! アタシは絶っっっっっ対! 死んっっっっでも許してあげない! あの醜いドロガロンの腹の中で溶かされて、最終的には川の中に排出されて、魚どものエサになればいいのよ! あああ~っはっはっはっは! いい気味ぃぃぃ~!」

カルラけっこう好き|д゜)w


★評価をつけてくださるとありがたし!

ご感想も作者の励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ