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五稜星  作者: 本堂 咲京
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少女と雪

広島に住む少女、(ゆき)

今日はずっと楽しみにしていた函館旅行の日だ。

雪は冬休みの宿題である歴史名所調べ新聞という課題も

済ませるため、函館へゆく。

〈少女と雪〉


北の大地。

渡島半島の南、函館は今年一の雪景色。

塔は赤い光を放ち、星もまた、赤く光る。


ここ、広島はちらちらと雪が降っていた。

朝のニュース番組が毎日やっているお天気コーナーを観る。

広島は今日一日中雪だ。

そして、札幌は大雪警報が出ている。

北海道は札幌しかテロップが出ていないので、スマホの天気予報を見る。

函館は大雪注意報が出ており、新千歳も大雪注意報が出ている。

「雪〜、準備はできたの〜?」

お母さんが言う。

スーツケースを確認する。

社会の宿題、服、化粧品、目薬などがあることを確認する。

そう、今日はずっと楽しみにしていた、家族で函館旅行に行くのだ。

そして、学校から出された冬休みの宿題である歴史名所調べをしに行く。

だが、親はばたばたしている。

なぜなら、新千歳空港と函館空港のどちらかが今年一の大雪によって欠航になりそうだからだ。

どちらに行くかを悩んでいるらしい。

「雪!行くわよ!」

決まったらしい。

車に乗り、スーツケースを詰め、岩国錦帯橋空港へ行く。

ここから空港に行く場合は広島空港ではなく、岩国の空港の方が近いのだ。

と、考えていると空港のパーキングに着いた。

トランクからスーツケースを取り、ターミナルへ向かう。

ターミナルには私の地元のお饅頭屋さんや、お好み焼き屋さん、お土産屋さんなどがある。

私は飛行機の中で食べるおやつ用に大好きなお饅頭を五つ買った。

親は航空券を買ったようだ。

見てみると、岩国錦帯橋空港発-函館空港着と書いている。

どうやら、新千歳空港は大雪によって欠航してしまったらしい。

「雪〜、そろそろ飛行機乗りに行くけートイレあるなら済ませときんさいよ」

「トイレは大丈夫〜」

そんな話を交わし、荷物検査をし、スーツケースを預けて飛行機乗り場に行く。

すると、

「悪い、ちょっとトイレ行ってくる」

と兄が言う。

「早く済ませてきなよ〜」

お母さんは兄に言い、兄は足早にトイレに行く。

「あなたは大丈夫?」

とお母さんがお父さんに言う。

「ああ、大丈夫だよ」

と話していると兄が帰ってきた。

雑談をしていると飛行機に乗る時間が来た。

北の大地へ、ゆく。

〈少女と雪-終-〉

お星様。

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