表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2 心に響く言葉の鐘  作者: 寝るL
8/14

結衣視点 その3


男の人の部屋に初めて入ったことを忘れるくらいわくわくしていました。

「ロボット」といわれる機械があると弟に教えてもらってから。ロボットの絵を描いて弟に喜ばれて、私もだんだんと嬉しくなって

ロボットから機体と呼ぶようになって、楽しかった思い出が蘇ってくる。

少しだけど過去の悲しかったことを忘れることができた。


… … …


と思ったけど


結衣「操作が難しいです。」


ロボットを動かせないまま爆発しました。


豊「俺も最初は挫折してたよ、期間をおいてプレイするってのを繰り返してたらうまくなった。」


大人の豊さんでも挫折するほど難しいゲームなんですね、私が慣れるまで時間が必要だな~

ですが、エンジンから銃の作りこみ…機体の作りこみ…


結衣「でも、うん…すごいです。この機体の精密度…とてもリアルです」


リアル系の操作の難易度鬼のゲームでした。

でも、デザインが多種多様で全部かっこいい。操作はできるかわからないけど、全部のパーツを見てみたいなー



結衣「あのー豊さん、もう一つのゲームお願いできますか?」

豊「あぁ、ちょっと待ってね」


次のゲームはなんだろ…さっきのゲームみたいに指の動きが忙しくないゲームならいいな。


… … …


結衣「… …この白い玉を避ければいいのですか?」


… … …クリアさせる気がありませんね、このゲーム


結衣「うぐぐ… …ん、難しいです。でも女の子、かわいいです。」

結衣「物語に出てくる女の子はどこで出てくるのでしょうか?」

豊「あ、やっぱり気になる?ちょっと待ってね」


指を繊細に動かすのがこんなに難しいとは思いもしませんでした。


豊「この子だよ」

結衣「え…名前も技名も出てませんよ?」

豊「うん、種族名は原作者があとで語ってる、名前はない」

結衣「物語に出てくる機体は?」

豊「それは二次創作で原作には出てこない、ってゲームの名前が似てるってだけで機体は完全オリジナルだけどね」

結衣「なるほど、だから最初のゲーム…」


そうゆうことなんですね、小説に出てくる機体が最初のゲームのロボットを参考にしていて

主人公の女の子が球を避けるゲームの1キャラクターなんですね…



豊「結衣ちゃん、ちょっと聞きたいことが」


?なんでしょうか?


豊「結衣ちゃん、さっき『ロボット』じゃなくて『機体』って」


あ…気が緩んでいました。変な汗が顔から垂れているのがわかった。

でも、ここまでしてくれているのに、変にはぐらかすのは豊さんに失礼かもしれません。

かといって、弟の事を話すのは重すぎるのではないでしょうか?

なら…


結衣「… …笑ったりしませんか?」

豊「絶対に笑わない」

結衣「紙と鉛筆ありますか?」


弟の事は話さず、私がロボットの絵を描けることを、興味があることだけを伝えよう

さっきちらっと見えた人型のロボットの絵を思い出して、自分なりにアレンジして…


豊「!!!!」



豊「すごい!最高にうまい!すげー!」


ふふ、あんなに喜ばれるとは思いませんでした。

ロボットの絵を描いて喜ばれたのは弟だけ…豊さん本当にロボットが好きなんですね。


結衣「どうでしょうか…?」

豊「すごい!最高にうまいよ!すげー!!!」


声がお隣さんに聞こえるくらい大きい声で喜んで…夜も遅いのに…

でも…嬉しいです。


結衣「同じ言葉を二回言わなくても…」

結衣ちゃんは髪の毛を指でくるくる回している


豊「ロボット、好きなんだね。」

結衣「…うん、好き…です。」


昔、いいことも、嫌なことも思い出してしまうけど…

喜んでくれる人がいるなら、こんな気持ちも悪くありませんね。


豊「結衣ちゃん!」

結衣「はい!?」


なな、なんでしょうか突然…


豊「結衣ちゃんに頼みたいことがあるんだ、機体の俺が描く最高のロボットを描いてくれないか?」


えええ…絵を描くってことは毎日のように豊さんの部屋に入るってことでしょうか。

あ、え でもでも、パソコンでなんとかなるのでしょうか。

あ、でもでも…スマートフォンですらやっと買ってくれたのに、パソコンなんて…


結衣「あのー…、その私も唐突すぎて、今すぐ答えは出せません…」

豊「うん、構わないよ」

結衣「で、でも、挿絵を描くことになるのですよね?」

豊「え?挿絵?」

結衣「…え?違うのですか?」

豊「あぁ、…実は小説じゃないんだよ。」

結衣「え、小説じゃないのですか?」

豊「そう、これは野望、昔から作りたかったもの、それは動画!」

結衣「野望?動画を作るですか?」


動画を作るのが野望なのでしょうか…わかりません。豊さんがここまで情熱を注ぐみなもと…でも、知りたい


豊「ハハハハハ!!、我!編集技術も音響技術もそれなりに向上した!だがしかし!絵だけは…美少女絵と機体のロボットの絵が無理だった…」

豊「ああ、それと絵の依頼代金出します。」

結衣「…ええええ、いらないです。」

豊「そうはいかない。この絵だったら有料で買いたい人いっぱいいるし、できたら専属にしたいくらいだ。」

結衣「… …」


アババババア、専属?豊さんの専属ってことですか?突然すぎます。!

機体を描いてこんなに喜ばれたのもうれしいのに、専属だなんて!私には荷が重すぎます。

でもでも、お金も出してくれるって言ってくれてるし、でもでも今日知り合って、間もない大人の男の人に

「男の人の部屋で機体を描く女子高生」なんて、なんだかパワーワードすぎて、考えがまとまりません。

ドドドドドどーしたらいいのでしょうじゃ…プシュー



… … … …



あの後、気づいたらベットの上で寝ていて、いろいろなことが重なって気絶したのかな記憶がない…

特に何かされた形跡はなかったからよかったけど、いけません 気が緩みすぎです。

でも、私の絵…すごく喜んでくれていたな 専属の話、保留にしちゃった。…合間にしちゃったなー

私のLINEを紙を机の上に置いてきたけど、


結衣「…ない、か、はぁー」


豊からの連絡はない…


気づいたら朝礼が終わっていた。



女の子A「さー結衣~白状しろー」


女子二人がこっちに近寄ってきた。気づかないままつぶやく


豊さん…私の倍の歳なのに、私より歳下のような…まるで


結衣「大人なのに…なんだか弟みたいな人」


女の子AB「ええええ、結衣もしかして彼氏できたの?」

結衣「え」

結衣「ちち、ちが、違うよ!」

女の子B「怪しいですね~、白状しちゃったほうがいいですよー楽になりますよー」

女の子A「私は嬉しいよぞー、結衣に浮いた話なかったからうれしいー」

結衣「だ~か~ら、違うんだって」



でも、豊さんからのLINEがこないまま一週間がたった。


結衣視点はここまで

次回からは豊視点に戻ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ