最初の動画 その4
~結衣の父です。最近娘が夜な夜な外出しておりまして、不審に思いまして、出張と偽り普通に仕事にいってました。~
~案の定仕事から帰ってくると娘が部屋におらず、警察に通報しようか…いや私の勘違いでこれ以上娘に嫌われるのは避けたいと~
~悩んでおりました。そこにマンションの前でうろうろしてましたら、娘が隣のマンションから出てくるではありませんか~
~なるほど、新しいお友達ができたんだなっと偶然を装い声をかけようと、言い訳ようにコンビニの袋を主張しながら~
~「偶然だな結衣、あぁ今日の出張はなくなったんだよ、そんなことより後ろの子は結衣のお友達かい?初めまして結衣の父です」~
~こんな感じでいこう、… スーハースーハー、よし「結衣、偶然d…」ちょっとまて、お友達は女の子じゃないのか?なんだあの雄は?!~
~夜な夜な外出していたのはあの雄のところにいっていたのか、同級生…否!社会人!歳が近い…わけじゃない?!~
~娘の友達に首をつっこむつもりはない、だが、ダガ~
父「お父さんは認めません!」
結衣ちゃんの父と名乗る男性が叫んだ!
… … …
結衣ちゃんの家に呼ばれました。結衣ちゃんのお父さんに
豊「あ、あの…お父さん」
父「誰がお父さんだ!んん?」
豊「失礼しました。」
結衣「お父さん!声がおっきい」
父「確かに、…だからといってだな、結衣、説明はしてくれるね?目の前のお…男性の事を!」
第一印象としては最悪な出だしだな…
ここは様子を見て結衣ちゃんの出方を見るしか…
結衣「豊さんは…」
父「豊さん???、豊君はどうゆう経緯で結衣と知り合ったんだ?」
強引なパス
でも、結衣ちゃんが俺に投げられたボールを拾って俺と出会った経緯を説明しはじめた。
結衣ちゃんが俺の部屋に泊まったって事とロボ好きってことを隠して
… … …
父「なるほど、結衣にそんなことが…」
偽りなく出会ったところから説明したおかげで結衣父はわかってくれたようだ
父「あの日の事か…」
あの日?あの日って結衣ちゃんがコンビニにいた時のことかな?
父「豊君、娘を助けてくれてありがとう、だが」
父「娘が豊君のマンションから出てくるのは理由になってないんじゃないか?」
きた!確かにそうだ、俺と結衣ちゃんの出会った経路の説明のなかに結衣ちゃんがロボ好きってのは出てこなかった。
想像するに結衣ちゃんは父親に打ち明けていない趣味のようだ。…にしても謎が深まるロボ好きは誰の影響なんだろう…
結衣「それは…」
うー…、偶然マンションの前で出会ってそこから交流がーってのはどうだろうか、せっかくだからお茶でもどう?的な?
結衣「先生なんです!」
ふぁ!?結衣ちゃん?
父「先生?豊君が結衣の学校の先生だと?」
結衣「学校の先生じゃないの、あれ…です。パソコンの先生になってくれるんです」
父「パソコンの先生…?どうゆうことだ、初めてきいたぞ」
俺も初めて聞くんですけど?
結衣「就職したい会社でパソコンの知識に詳しい人~って項目があったから」
結衣「豊さんとお話をしていたら、パソコンに詳しいってことで私から頼んだの」
さすがに厳しい言い訳ですよ?結衣ちゃんを助けたとはいえ得体のしらない男ですよ?
結衣父が納得してくれるとは思えないんだけど…
父「確かに会社に勤めるものとして、今じゃパソコンの知識がないのはどこも雇ってくれないだろう」
おやおやおや?結衣父?納得するところなの?
父「私からも是非頼みたい」
豊「あ、はい、こちらこそ」
父、娘のこと信用しすぎでは…
父「そういえばお茶を出してなかったね、結衣お茶をお出しして」
結衣「そうね、豊さんちょっと待っててね」
結衣ちゃんが笑顔で台所へ向かった。
俺的にはすぐに帰りたいんだけど…
父「夜も遅くなってしまったね、送っていくよ」
背筋が凍る思いだった。心を読んだかようなタイミングでのセリフ
豊「…はい」
結衣父は強制的に部屋から結衣ちゃんを追い出して、
結衣父が落ち着ける外で話たかったんだ…と思った
結衣「あれ、お茶飲んでいかないの?」
父「豊君が用事があるようでそこまで送っていくよ」
結衣父は笑顔で結衣ちゃんに言った。
豊「結衣ちゃんまた」
結衣ちゃんに結衣父に気づかれないように小さく手を振った。
結衣「はい、…また」
何かを察したのか手を振っている結衣ちゃんの顔は
怒っているような、困ったような顔をしていた。
… … …
結衣ちゃんの部屋があるマンションの出入り口
結衣父と俺と二人っきり、他には誰もいない中、結衣父が口を開いた
父「君と結衣が出会ったことは本当なんだろう」
豊「はい、結衣ちゃんがコンビニに座っていて、ナンパしていたところを助けたのは本当です。」
父「だが、友達の家にはいっていない、本当だろ?」
下手な嘘は逆効果だ。俺も覚悟するしかないか
豊「本当です。」
父「なら、どこで一泊した。」
豊「… … 俺の部屋です。」
… …
沈黙した…
世界では数秒かもしれないけど、俺の中では30分とも1時間とも長い時間だった
が、結衣父がポケットから煙草をだして、火をつけた。
父「すぅ…、はぁー、私は仕事が忙しいながらも娘を…結衣を18年見てきた」
父「嘘ぐらいすぐにわかる、っと思っていた、だが君との出会いを話している時、真剣な目をしていた」
父「そこには嘘をつく罪悪感をはらみながらも、なにか強く訴えるものを感じたよ」
豊「… …」
父「その時、嘘か本当かわからなくなってしまってね、はは父親失格かな」
豊「そんなことは、ないと思います。」
父「結衣たちが何をしようとしているかわからないが…」
父「娘が泣くようなことがあったら、私は君を一生恨む」
ごくり…どすの聞いた言葉だし、父親として当然なセリフだ。
豊「はい、わかりました。」
父「それと、先生のほうも頼んだぞ」
豊「え…はい、パソコンの知識に関しては任せてください、お父さん」
父「誰がお父さんだ!私の名前は浩一だ」
結衣父が少し笑ったような気がした。
結衣ちゃんの家に入って一つわかったことがある、結衣ちゃんの母親がいなかった。
離婚か、または…結衣ちゃんのロボ好きはもしかして、母親の影響なのかもしれない




