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【前日譚集】マグノリアの花の咲く頃に

マシューのチキンスープ

作者:海堂 岬
 ライティーザ王国の王太子宮の厨房では、チキンスープのことを、「マシューのチキンスープ」と呼ぶ。丸ごとの鶏を使った基本のスープだ。そのスープに様々な野菜を入れて煮込んで料理になる。いろいろな料理の元になる。珍しいスープではない。だが、王太子宮では「マシューのチキンスープ」と必ず人の名をいれて呼ぶ。
 
「ロバート。どうしてこのスープは、マシューのチキンスープなの」
ある日、味見用の小さな器にいれてもらったスープを、冷ましながら飲むローズの言葉にロバートは微笑んだ。
「以前、マシューという料理人がいたのですよ」
ローズの言葉にロバートは、王太子宮に来て間もなく、まだ馴染めなかった頃の話を始めた。

「マグノリアの花の咲く頃に」本編開始前のお話です。
幕間「平穏な日々の終わり」の数年後のお話です。
アレキサンダーは十六歳になり、成人とともに王太子になりました。
ロバートはその数ヶ月前に十六歳になっています。
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