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4.オリジナルモンスター作れる・・・でも

こんばんわ、マルマルです


ブックマークの登録ありがとうございます(^^)/

評価点もupしました(^^)/


次回は、2日後の23日20時に、予約投稿します

反乱軍の戦況

 シールの城主だったシューマイスターが、ついに反乱を起こした。

 ララ帝国の隙を突いて連戦連勝で、一気に5箇所の城を奪った。

 だが、ランザクの城主スターメンによって、10日も足踏みをさせられていた。


 

シューマイスター陣営


「くそー。何で落ちねぇーんだよ」

若いトラのシルスが、テーブルを叩いた。


「あんたが、ララ帝国の使者を殺したからでしょ。」

座っているトラの女性、ランが言った。


「は?今更何を言っている」

「本当は使者を捕らえて、買収して時間を稼ぐ予定だったでしょ。

 それをあんたが、殺すから計画が狂ったじゃない」


「うるせぇ。少し早くなっただけだろ」

「戦いには準備が必要なの。兵士の数だけでなく、城の情報も必要だったのに。」


「あ?準備が完璧だったら、ここの城を簡単に落とせたと言いたいのか」

「ピンポーン大当たり。全くアンタのせいね」

「何ーーー!! さっきから兄に対して、その言い方はなんだ」

「兄らしい事をしてくれれば、ちゃんと言うわよ。兄上ってね」

微笑むラン


「貴様ーー!!表へ出ろ」

「上等よ」

睨み合う2人


「2人とも止めろ」

威厳のあるトラのシューマイスターが、大きな声で言った


「全く、いつも兄弟でケンカしおって。それよりもこれからどうするかだ。

 これ以上時間をかければ、ララ帝国から援軍が来てコッチが不利になる

 何か策はないか?」


「策なんて必要ねー。俺のステルスを使って、スターメンのヤロウを殺してやる」

「どうやって中に入るの?」

「それは、・・・・」

「だからダメのあんたは。考えなしに突っ込むから、いつも味方に大損害を出るの」

「お前はあるのか?策が」

「もちろん。今まで私が、考えなしに力攻めをしてたと思うの?」

自信満々のランだった。


「あるのなら。早く言え」

「時間が掛かったのは、城主のスターメンについて調べてたのよ。色々とね。」

「それは、なんだ?」

シューマイスタも前のめりで聞いた。


「城主のスターメンは、城の守備が得意な武将なんだけど、周りの部下から慕われてないの」

「何でだ?」

「それは、部下の姉や妹、そして子供を無理やり自分と結婚させるの。

 しかもおぞましい性癖があるの。」


「どんな?」

「その性癖が、夜の営みをやっている最中に、女性の顔を傷つけるの。

 その痛くて苦しんでいる表情を見て、興奮するんだって」

「うげげげ。なんだ。そいつ」

シルスが顔をしかめて、体を仰け反った。


「顔に傷を負った人は、表に出歩く事も出来ないで、絶望して自殺した人もいるらしい」

「その情報がどう役に立つんだ?」

「お父様も慌てない慌てない。

 今回の戦いで新しく中央からきた鉄という男がいるんだけど、妹がそれはそれは美人で評判なんだって。

 その妹をスターメンが狙っているの。」


「なんで狙っているって解るんだ?」

「妹をよこせと催促したの。もちろん断ったんだけど、また断ったら二人とも殺すと脅したのよ。

 鉄と妹の乙女は、とても仲が良い兄弟なの。

 両親が戦争で早くに亡くなって、二人で力を合わせて生きて来たから絆が強いの。

 だから、今回はこの鉄を使う」


「どうやって?」

「もうそろそろ結果が出る頃でしょう。待ちましょう。きっと良い報告が聞けると思うわ」

ランは、( ̄▽ ̄)ニヤリと笑った。



ランザク城

「カカカカ。シューマイスタの反乱軍も大した事はないな。」

目が4つある牛の男が、真ん中の椅子に座っていた。


「おしゃる通りです。スターメン様。そろそろ援軍も来るかと」

黒いトリケラトプスの顔をした鉄が言った。


「例の件はどうなった?」

「は? 例の件と言いますと?」

「解っているだろ。お前の妹の事だ」

固まる鉄


「それは、お許しください」

土下座をして必死に頼む鉄。


「ダメだ。もう待てん。」

「自分の命を差し出すので、どうか妹だけには手を出さないで下さい。」

「だったら、勝手に死ね。」

「!!!」

上を向いて驚愕の顔をする鉄。


「お前が死んでくれた方が簡単だからな。カカカカ。妹はじっくり可愛がってやるよ

 たっぷり顔に傷をつけてな。あ~~~どんな表情をするか楽しみだ。カカカカ

 さぁ。返事を聞こうか」

スターメンは立ち上がり、斧を鉄の首元にやった。


「それは・・・」

体を震わせ、睨み付ける鉄

その表情を楽しそうに見るスターメン


「スターメン様に合いたいという者がやって来ました。どうしますか?」

兵士がやってきた。


「今、取り込み中だ。後にしろ」

「それが、その」

鉄の方をチラリと見た


「いいから出て行け。」

「鉄様の妹さんが来られました。」

鉄は困惑した表情で、兵士の方を向いた


「なんだと!!カカカカ。呼んで来い」

「ハ」

鉄の妹がやってきた。

高い着物を着てる訳でもないのに、上品な着物に見えて優雅に歩いて来た。


「おお!!素晴らしい!!」

4つの目が大きく見開いて、舌をなめ回していた。


「初めまして、鉄の妹、乙女でございます。」

チラリと兄を見た後、優雅に一礼した。


「して何のようだ?」

「はい。私と結婚して頂きたいと思いまして」

「な、何を言っている乙女。」

「鉄兄。私は大丈夫。鉄兄のためなら何だってやるわ」

決意に満ちた表情だった。


「ダメだダメだ。何をされるか解っているのか」

「鉄兄の夢を忘れたの。城主になるって夢。その夢があるから今までやって来れたの私達。

 鉄兄には力がありながら、融通が利かないので、役人達とそりが合わず左遷された。

 でも、ここで手柄を挙げれば、きっと城主になるための階段を上がれる」

「でも・・・」

悲痛な表情の鉄


「私は鉄兄の足手まといになりたくない。私は鉄兄の手伝いをしたい。」

手を胸に当てて、熱弁する乙女


「カカカカ。麗しい兄弟愛だな。さてどうすか決まったかな?」

「それは・・・」

押し黙る鉄。


「旦那様。私を抱いて下さい。」

スターメンの所まで近づいて、顔に手をやって色っぽく言った


「乙女!!」

「そうかそうか。これが返事か。カカカカ」

乙女を抱き寄せた。


「鉄兄の邪魔はしないでよ」

甘える声で言う乙女

                ・・

「しないしない。なんせ俺の大事な部下だからな。カカカ。」

乙女の肩に手をかけて奥にある寝室へ向った。


「乙女ーーーーー行くなーーーーー」

手を伸ばして、止めようとした。


「死ぬわけじゃないから。大丈夫だよ。鉄兄。がんばってね」

明るい口調で、涙を流して微笑んだ

二人は部屋に消えた。


「乙女。すまないすまない。」

手を顔にやって涙を抑える鉄。



謎の館


「うぁあああああ」

足が止まらないカツ


「ドーーーーーン。」

何かのお店にぶつかった。

だが、何かがプヨンと衝撃を吸収して、お店は全く壊れなかった。


「ふぅ~。ようやく止まった。

 それにしても、ツボのやつ~覚えてろよ!!」

怒り心頭のカツ


「・・・・何だこれ」

お店の壁を触ると、水色の波紋が広がった。


「おお。凄い。このバリアのお陰でお店にも傷が付かなかったんだな

 助かったーー でもこのお店何だろ?」


お店の看板に、丸い水晶の絵が書かれていた。

(何か見覚えがあるんだけどな~~なんだっけ?)


「あんたを占ってあげるから中にお入り」

突然、水晶の絵から、頭はテレビ画面で、体が草の葉っぱの霊が出てきた。


「うぁあああ~ なんだこれ」

「こっちへおいで」

「気持ち悪いから他の所へ行こう。」

「お待ち。人の店にぶつかって、謝らないとはどうゆう事だい?」

テレビ画面に怒った表情が映し出された。


「す、すいません。」

「とりあえず、中に入りな」

「は、はい失礼します。」

不気味なお店に入った。


中は特に何もなく、ゆったりとした気持ちが良いBGMが流れていた。

テーブルの上に青い大きな水晶があり、一人のフードを被ったウサギがいた。


「良く来たね~カツ」

「!!!!!!」

目を大きくして驚くカツ


「なぜ名前が解るかって? ここに来る事を知っていたからさ」

「!!!!!!」

(間違いない。ここは幻の店、預言者サゴルの館だ。超ラッキー(^▽^)/

 ここでは、2つ出来る事がある。

 1つ目は、自分のステータスを見る事が出来る。

 2つ目は、この館しか貰えない超レアな武器や能力など1つだけ貰う事が出来る。

 貰うための条件として、何回もココに来ていると合言葉を教えてくれるんだけど。

 俺はファイブaを何回もクリアしているから知っているのだ( ̄▽ ̄)イエイ!!)


「運命のルーレットをしに来た」

「!!!そうかい。ルーレット」

サゴルは、指をパチンと鳴らして、魔法を唱えると空中に大きなルーレットが現れた。


(きたきたーーーー!!ゲームと一緒だーー!!

 凄い物を貰えるのは1回のみ。またこの館に来ても、ステータスを見る事しか出来ないんだよなぁ~

 しかも出現がランダムだから、滅多に来れない所なんだよ。

 だから、ここで超強力な武器をゲット出来れば、序盤から最強だぜ~~!!緊張する~~~(^3^)/)


「準備はいいかい?」

「ゴクン、ああ」

緊張な面持ちのカツ


「運命のルーレットスタート」

ルーレットが回転を始めた。


(凄いもの来い凄いもの来い)

ルーレットを見ながら、祈るカツ。


ルーレットが止まった。


「何番だ?466番」

「466番は、これだね。」

サゴルから赤い腕輪を手渡された。


「何の腕輪なの?」

「モンスター作成の腕輪と言って、自分が思いついたモンスターを作成して、部下にする事が出来る物じゃ」

「へぇ~面白そう」

カツは赤い腕輪を右手にはめてみた。


するとカツの正面にモニターが現れて、何か書いてあった。


『モンスターを作成しますか?』

「もちろんやるに決まっているだろ」

『本当に本当にやりますか?』

「しつこいぞ、やるって言ったろ」


『了解(^○^)♪♪♪ 

 あなたのレベルがストップしました。( ̄▽ ̄)』

モニターに太い赤字で書かれていた。


「はぁ?何言ってんだ?」

『この腕輪を付けると、副作用として、レベルが上がりません。(^^)/ニコリ』

と書いてあった。


「ふざけるな!!こんな腕輪は、外してやる」

カツは一生懸命外そうとしたが、外れなかった。


「レベルが上がらないって、どうゆう事だよ」

めちゃくちゃ怒るカツ。


『能力や魔法のランクは上がるから心配ない』 

「そうんだったんだぁ・・・・って、納得するかーーー!!

 つまり、体力や力などの基本的なステータスが、もう上がらないって事だろ?」

『パチパチ(^○^)!!その通り!!飲み込みが速い!!』

モニターが褒める。


「なんで、教えてくれなかったんだよ~。教えてくれたら付けなかったのに」

カツは、サゴルの方を向いた。


「それは、聞かれてないから」

ドーーーンと真顔で言われた。


「はぁ~」

気を落とすカツ。


「カツよ気を落とすな。モンスター作成の腕輪を使いこなせば、強いはずじゃ」

「そうなのか」

「たぶん」

サゴルは、顔をこわばらせた。


「なんだ、その自信なさげな答えは」

「誰も使った事がない物じゃからな。ワシにも解らん。

 嘆いても始まらん。使ってみるのじゃ」


「解ったよ」

ふて腐れるカツ。


『どんな、モンスターにしますか? イメージして下さい』

「そうだな~。空中を飛ぶ、戦艦とイルカが合体した奴は面白いんじゃない?」

カツは、頭の中でイメージした。


「こんな感じですか?」

モニターにカツが、イメージした空中戦艦イルカが表示された。


「これこれ~(^○^)♪♪♪」

テンションがUPしてきたカツ。


『ステータスのタイプを決めます。攻撃型、スピード型、防御型、ランダム型。どれにしますか?』

「このランダム型って何だ?」

『ステータスがランダムに変わり、能力や魔法が1つ貰えるタイプです』

「凄く良いじゃん、やるやる~(^○^)♪♪♪」

『では、参ります。』

ステータスが1つずつ表示されて、だんだん渋い表情になるカツ。


「なんだこのステータスは、えらい低いじゃないか」

『ボーナスポイントがあるので、割り振って下さい。』

「そうか~やった~・・・・って、(- 3 -)/おい。少なすぎだろ」

『ゴールドを支払って貰えば、ボーナスポイントが増えます』

「はぁ~。ゴールド持ってないんだよなぁ。せっかく強く出来るチャンスなのに」

落ち込むカツ


(いや待てよ。サゴルってゴールド持っているのか?)


「ねぇ。ゴールドって持ているの?」

サゴルの方を向いて聞いた。


「もちろん」


(よぉ~し。稼ぐチャンスだ。ただ、どうやって稼ぐかだな。

 う~ん。今売れるような物は・・・・ないな)

キョロキョロ自分の体を見た。


(何かないかなぁ~。サゴルが興味を持ちそうな物で、俺が持っている物。

 今使えそうな物は、ファイブaの知識くらいか。

 うん?

 知識知識知識知識・・・・ そうだ!!)

目を大きくして、手を叩いた。


(現代の知識があった~。サゴルは預言者で物知りだらから、現代の知識を売れば買ってくれそうだ!!

 でも、何が良いかなぁ~。解りやすい物が良いなぁ~ !!!)

カツは何か閃いた☆(^3^)☆


「ねぇ~。魔道書とかある?」

「もちろんあるが、それがどうしたのじゃ?」

「よし」

ガッツポーズするカツ。


「2つの本を魔法や接着剤など使わずに、くっ付ける方法って知ってる?」

「それは・・・う~ん」

考え込むサゴル


(( ̄▽ ̄)フフフ。絶対に解らんだろ。なぜなら、そんな情報ファイブaには関係ない事だからな)


「う~ん。解らん。なんじゃ」

「知らないんだね。そうかそうか」

ニヤニヤしながら言うカツ。


「だから、教えろ」

「どうしようかなぁ~。タダじゃ~教えたくないなぁ~」

「ムムムム。このワシからゴールドを巻き上げようとするのか」

「人聞きが悪いなぁ~。嫌なら払わなければ良いだけだよ」

サゴルが悔しそうな表情を見て、( ̄▽ ̄)ニヤニヤが止まらないカツ。


「う~ん」

考え込むサゴル。

(よし。もう一押しだな)


「予言者サゴルは、何でも知っているって聞いたけど、知らない事もあるんだね~」

チラリとサゴルの表情を見て、話を続けた。


「この事を知っているのは、この世界で俺だけだろうな~。だから、知っていると自慢も出来るかもよ」

「ムムム。そこまで言うなら払おう。」

「(^○^)まいどーーー」

ニコニコ手を揉みながら言った。


「じゃ~魔道書を二冊用意して」

「解った。マサイン」

パチンと指を鳴らして魔法を唱えると、2冊の魔道書が、カツの目の前に現れた。


空中に浮いてる2冊の魔道書を手に取ると、テーブルの上に置いて1枚1枚交互に紙を重ねた。

全部重ね終わった。


「よし、引っ張ってみて」

「大丈夫か?こんなので」

「大丈夫大丈夫」

疑いの目で見るサゴル。


「フーーーーン!!!」

カツが片方の本を持って、サゴルが別の本を引っ張ったが、全く本が離れなかった。


「おかしいの。もう1一度。フーーーーン。フーーーーン。フーーーーン

 ・・・・・・・はぁはぁはぁ」

何回やっても全く離れなかった。


「なぜじゃ?」

「原理を知りたい?」

コクコクと頷くサゴル。


「じゃ。ゴールド」

( ̄▽ ̄)/ニヤニヤしながら手で催促するカツ。


「仕方ない、ホレ」

懐から、黄金のゴールドを1枚差し出した。


(は?たった1枚? 1ゴールド=1円だから。1円!!)


「何言っているの。全く足りない。最低でも100枚ないとダメだね。」

「なんと。足りないだと!!」

「じゃ。150枚」

「聞いているのかワシの話を」

「200枚」

「ワシの話を」

「500枚」

「ワシ・・・」

「10000枚」

「スットーーープ。払うから」

手でストップと制した。


「本当に?」

「ああ。ホレ。マサイン」

パチンと指で鳴らすと、黄金のゴールドが入った大きな袋が空中に現れて、ドスンとカツの手に落ちた。


「重すぎる」

両手で持っても重い

(ゴールドってこんなに重いんだなぁ。まぁ1万円分だから当然か)


「ガメツイ者め。ほれ。さっさと言わんか」

「解った解った。焦らない焦らない。答えは、摩擦力が働くから」

「摩擦力?」

「2つの物体が触れ合っている時に、反対方向に働く力の事。

 例えば、ザラザラした地面を歩くと、摩擦力が強いから滑らない

  でも、ツルツルした氷の上を歩くと、摩擦力が弱いから滑るんだ」


「おおおお!!!!」

感心するサゴル。


「だから、本の紙を1枚重ねるだけじゃ摩擦力は弱いけど、

 数を増やすと摩擦力が強くなって、離れ難くくなるんだ」


「ほぉ~そうじゃったのか。勉強になったぞ。ほほほほ」

パチパチと拍手をして、嬉しそうなサゴル。


(まぁ。当たり前の大した知識じゃないけど、1万ゴールドで売れてラッキー(^^)/

 当たり前の事が、お金になるよね~


 例えば、日本語

  自分達にとっては、日本語を話せるのが当たり前だけど、外国の人からすると当たり前じゃない。

  だから、日本語を学びたい人に教える日本語の教室は、お金になるビジネス。

 

 ※自分では当たり前と思っている事を他で活かせないか考えると、

  新しいビジネスを見つけれるかもしれないね)


「もっと他の事を教えてくれ」

前のめりのサゴル。


「今度ね今度。」

「今度っていつ?」

「今度は今度さー」

「絶対だぞ絶対」

「わ、わっかたよ」

カツの顔に近づいて念を押すサゴルだった。


「さて、さっきの続きをやりますか。ゴールドが手に入ったから、ボーナスポイントに変換してくれ」

『解りました。では、ゴールドをモニターの方へ』

カツはモニターの方に、ゴールドが入った袋を持っていった。


すると、モニター画面から大きな口が開いて、袋をもぎ取り、ムシャムシャ食べ出した。


「うぁ~~~何だこいつ。臭ぁ~~~(×_×)」

ガリガリ言いながらゴールドを食べるモニター、全部食べ終わるとゲップをした。

カツは、余りの臭さに思わず鼻を摘んだ。


『ゲフーーーー、美味しゅうございました・・・・ゲフ。

 では100000000ゴールドの課金ありがとうございます。

 ボーナスポイントが100000000ポイントになりました。』


「は?俺の見間違いか?一、十、百、千、万、十万、百万、千万・・・・

 ハハハハ。数え間違いだな。きっと疲れてるんだ俺。」

目を擦って、更に近づいて指で数え出した。


「一、十、百、千、万、十万、百万、千万、一億

 一、十、百、千、万、十万、百万、千万、一億

 一、十、百、千、万、十万、百万、千万、一億」

読むスピードが加速していった。


「・・・・・一億だとーーーーー!!!」

目を大きく見開いて、絶叫するカツ。


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