2.宿敵つぼね先輩に似たモンスター現る
こんばんわ、マルマルです
さっそく、評価して下さり、ありがとうございます<(_ _)>
今後の励みになります。(^^)/
今回は、少し文字数を減らしてみました。
後書きってどうゆうのが良いんですかね。
う~ん。
ちょっと試しに、最近の出来事、ラグビーの感想を書こうと思います
次回は、2日後の19日20時に予約投稿します。
玄関前
「あ? 何言ってんだテメェ。殺されたいのか? ああ!!」
つぼみ先輩に似たモンスターは、ヒョウで夜叉のお面を後頭部に付けた女だった。
カツに恫喝する。
「カ、カツです。あなたの部下の」
「知らねぇ~な」
(うぁ~~。ゲームをしている時は解らなかったけど、声も性格も凄く似ている。
でも、俺の事知らないみたいだなぁ)
「はっはは。すいません。知人に似た人がいたもので、
じゃ~~行きましょう」
後頭部に片手を当てて、笑って誤魔化す。
つぼみ先輩に似たヒョウ女は、じーーーとこっちを見ていた。
「な、何ですか?」
「別に。付いて来い」
ぷぃっと振り返って、先に歩いて行った。
ララ帝国の歴史
ゲーム「ファイブa」において、ララ帝国は、全領土の6割を支配下に置いた大国
初代皇帝スサムがララ帝国を作り、2代皇帝スルルが領土拡大をして全体の6割を支配する国に成長。
3代皇帝スマルは、内政に力を入れて国が安定し最も栄えた。
だが、4代皇帝スジュルは、聡明で将来を期待されたが、体が弱いため、すぐに病死。
ここから帝国の陰りが見え始めた。
5代皇帝スオオイは、最初は国力を高める政策を行ったが失敗し、やる気を失う。
権力抗争が続いたので、政治が不安定になり政策が進まなかった。
そして、国力が低下した。
現皇帝スピュアが、女に夢中で全く政治を行わず、宰相のワンペンに任せた。
ワンペンは、自分の命令に従わない政敵を排除し、私服を肥やしていた。
すると、不正を行う役人が増え、民の暮らしが悪くなり不満が高まった。
ララ帝国シール城主の部屋
「何!!またゴールドを出せだと」
威厳のあるトラのモンスターが言った。
「そうだ。皇帝陛下の新しいお子様が生まれたので、お祝いのゴールドがいるのだ」
緑の軍服を着たハエ男が言った。
「何回目だ。もう払えん」
「ほぉ~。では皇帝陛下の命令に従わないと言うわけだな」
「ああ。そうだ」
持っていたグラスを地面に投げつけた。
「もう~お父様、落ち着いて下さい。瞬間湯沸しのようにすぐ怒るんだから。
ダサル様お許し下さい」
隣に居た女性のトラが謝った。
「何を言う。リンリン。」
「お父様良く考えてください。我が軍勢は多くても3000。たったこの兵力でどうやって勝てるのですか?」
「それは」
口ごもる父トラ。
「ダサル様。不愉快な思いをさせてしまって申し訳ありません。どうぞこれを収め下さい」
リンリンはゴールドが入った袋をダサルに渡した。
「ま、本来なら大罪だが、心の広い私は許してやろう」
「ありがとうございます。お父様」
リンリンに謝るように促された。
「すまん。かっとなってしまった」
「わかった。さっさとゴールドを用意しろよ」
「ハ」
ダサルは部屋を出ていった。
「もう~。あやうく計画がバレル所だったでしょ。」
足音が聞こえないのを確認して、リンリンが言った。
「すまん。つい頭にきて」
「まだ、準備が掛かるの」
「今、どれくらい集めた?」
「1万5000」
「おお!!そんなに。」
「まだまだよ。少なくても、あと5000はいるわ」
「ふふふ。帝国よ見ておれ。長年の恨みを晴らしてやる
そして、この俺、シューマイスターが新しい国を作るのだ。ハハハハ」
握りこぶしを作って、熱弁した。
部屋の隅に一匹のハエが止まっていた。
廊下
ダサルは部屋を出て、キョロキョロと辺りを見回し、誰もいない事を確認した。
懐から透明な丸い水晶を取り出した。
「スチル」
魔法を唱えると、長官の部屋で二人が喋っている映像が映し出された。
「なるほど。やはり。謀反を起こすつもりだな。証拠を掴んだぞ
これで出世出来る。ハッハハ。」
「!!う、誰だ貴様」
ダサルの背中の方から槍を刺さして、血が出ていた。
そして、ダサルの体全体が紫色に変色した。
「油断も隙もないな」
「ど、どこにいる。」
辺りを見回すが誰もいなかった。
「とにかく、回復だ。MAXヒール」
回復魔法を唱えたが何も起こらなかった。
「ぐ、ぐぐぐ。なぜだ? MAXヒール」
やはり何も起こらなかった。
「くそーー」
剣をあっちこっちに振り回したが、当たらなかった。
「吸血コウモリ召喚」
小さなコウモリ達が100匹以上出てきて、血の匂いがするダサルに一斉に襲った。
「く、くそー、こんなところで死んでたまるかーー」
ダサルは剣を振り回してコウモリを排除しようとしたが、数が多すぎて対処出来ず。
どんどん体に群がって血を吸われていった。
「う、うううう」
バタンと倒れるダサル。
一瞬のうちに血を吸われ、骸骨になってしまった。
「これで、反乱の開始だ」
トラの若い男が突然現れて、転がっていた水晶を手にとって握りつぶし、ニヤリと笑った。
山道
(どうするこれから、上手く稼ぐ事が出来るのか?
というより俺は強いのか?ステータスみてぇ~)
などペタペタと歩きながら色々と考えていた。
「遅い。早く来い」
つぼみ先輩に似たヒョウ女は、怖い顔して振り返った。
「え!!私にとっては普通ですが・・・」
「何を言っている。遅すぎだ。ゴーレムの歩くスピードに合わしたら、3日で着かないぞ」
「えええ!!それは困る」
カツは追いつくため、ペタペタと必死に走った。
だがペンギンの様な足なので、追い着くのに時間が掛かった。
「ハァハァハァ。やっと追い着いた~。( ̄3 ̄)ふぅ~」
肩で息をするカツ。
いきなり、ヒョウ女が走って10m先に行ってしまった。
そして、くるりとこっちに向いて、クイクイと手招きをした。
「何だよ~。そんな急がなくてもいいだろ。
それにしても、ゴーレムは歩き難いなぁ~。」
カツは、愚痴を言いながら、ペタペタ必死に走った。
じーーーーっと見つめるヒョウ女。
「ハァハァハァ。疲れたーー。休もう~」
しばらくして、ようやく追い着いて肩で息をするカツ。
また、ヒョウ女は走って行くと振り向いて、クイクイと手招きをした。
「もう~休もう~」
「遅れても知らねぇぞ」
「はぁ~。解ったよ。たっくーー。何でこんなに走らないと行けないんだよ。
大体さぁ~。ピーーーーのくせに、ピーーーー、ピーーーーなんだよ。」
カツは汗をダラダラ流しながら凄い顔で、ペタペタ走りながら愚痴った。
愚痴が余りに酷いので、自粛させて頂きますm(_ _)m
「面白い~~(^^)♪♪」
じっと見ていたヒョウ女が、新しいおもちゃを手に入れたように、嬉しそうに笑った。
「速く速く」
手をクイクイさせてカツを呼ぶ。
「待って~~~~」
まるで、親鳥の後ろをヒナが、ぴよぴよ言いながら追っているように可愛い現象だった。
このやり取りを、20回以上やった。
「ハァハァハァ。さっき、この道、通らなかった?」
汗が滝のように流れ、手を膝について呼吸を整えるカツ。
「そうっだけ?
あ~~。間違えた間違えた。」
( ̄▽ ̄)ニヤニヤしながら笑うヒョウ女。
(わざと間違えたな!! 後で覚えてろよ!!
この・・・・名前なんだけ?)
「ねぇ。君。名前なんて言うの?」
「・・・・知らないの?私の事?」
目を大きく見開いて驚くヒョウ女。
「知らないよ。地元じゃないし」
「そう。ツボと呼びな!!」
嬉しそうに答えるツボ。
笑った顔を見て思わずドッキとしたカツ。
(なぜ?ドキドキするんだ俺。ふぅ~。落ち着け落ち着け・・・・ツボ?うん?
なんか、つぼね先輩と似ているから紛らわしいなぁ~)
「なんか、ツボっていうより、他のアダ名にしない?
「ダメだ」
「ヒョウとかは?」
「ダメだダメだ」
「いいじゃん」
「ツボと言うまでここを動かないぞ」
その場に座り込んで、子供みたいに駄々をこねる。
「あ~~。もう面倒くさい。わかったよわかった 『ツボ』」
ツボと呼ばれて、シャキンと立った。
「本当にこれから、呼んでくれる?」
目を輝かせて聞いてきた。
「そう・・・だね」
「やった~~(^▽^)♪♪」
ツボの笑った顔が輝いて見えて、見とれてしまった。
心臓の音がドクン、ドクンと大きく聞こえた。
(イカンイカン。さっきから、どうしたんだ俺)
自分が起きている現象が全く理解できないカツ。
(ゲームの時は全く感じなかったのに、おかしいぞ!!ゲーム!?
あ、そうだ肝心な事を忘れていた。)
「つ、ツボ」
「な~~に♪♪」
嬉しそうなツボを見て、言い難くなったが、思い切って言った。
「ムーブの魔法使えるよね」
「え!!さぁ~知らないなぁ~」
顔を横に向けて、口笛いて動揺するツボ。
「やっぱり!!
魔法出来るなら使ってくれよ!!ただでさえ時間が無いに、時間の無駄だろ」
「フン。つまらん」
急に、ふてされるツボ。
「ほらほら、時間が勿体無い勿体無い」
「解ったよ。やればいいんだろ。やれば。 ゼノン ムーブ」
不機嫌なツボが魔法を唱えると、カツ達の前に、口だけのモンスターが現れた。
「うぉおおお!!」
(生で見たらでかいぞ。こいつ。うぁああああ!!)
口だけのモンスターは、大きく口を開いてカツ達を食べた。
そして、モグモグと良く噛んでゴクンと飲み込んだ。
「・・・・・ゲフ」
ラグビー初のベスト8
いや~。スコットランド戦凄かったですね~。
最後の10分。凄く長かった~。ドキドキしながら見てました。
日本代表が勝った瞬間。「やったーー(^○^)/」と叫んだ。
ラグビーのルールは余り解りませんが、とにかく面白かった。
歴史的勝利を見る事が出来て、本当に幸せです。
選手の言葉で心に残っているのが、「準備」と言う言葉です。
準備がいかに大切か教えてくれた試合でもありました。
ちなみに、視聴率は、驚きの数字になっています。
平均視聴率39.2%、最高瞬間視聴率53.7%
南アフリカ戦、勝って新しい歴史の1ページを開いて欲しいです。
頑張れ日本(^○^)/
◎感想、評価、お気に入りなどしてくれたら、
テンションが上がって書くスピードがUPします( ̄▽ ̄)ニヤリ!!
応援よろしくお願いします。(^^)/