1話 冷静さは忘れるな ~ 風の力は最強の長
1話です。
こちらが切りよくなれば、
また投稿ストップします。
「え、えええ!?」
私は声をあげた。
何でかって?
それはですね、、、
「ミロルちゃん、好きな妖精
ができたってほんと!?」
って聞かれたから。
「ええ、嘘ですよ~!」
こんな風に、人間さんの住む世界みたいな、
ほのぼののほほんとした生活をしていました。
、、、昨日まで、は。
ある朝目覚めて、朝の肺を冷やす心地よい風を浴びようと外に出ました。
私達エルフの力の源ですから。
「ふー、今日も風がきもちい、、、い、、、?」
私、ミロルは見てしまいました。
柔風の結界を破り、次々と入ってくる
ゴブリンの集団を、、、。
私は、家に戻り身を潜めました。
エルフというのは魔法研究に
長けている種族です。
だから、家の、更に安全な場所で、
今日浴びた僅かな風を魔力にして
呪文を唱えました。
「風は清き者へ流れ去り、風となし。
廻り集わせ気配を分かて魔の力。」
今のは気配を消す、便利な呪文です。
さあ、これでゴブリン達に近付いて
状況を把握しましょう。
「助けて!」
「痛いの怖いよ!」
「風神、エアリカ様、どうかボク達エルフを
お助けください、、、!」
、、、ひどい有り様。
何が狙いか、ゴブリン達は私達エルフを
捕らえては袋につめて帰って行くのです。
このままでは村が、壊滅してしまう。
エレキーメディス最後のエルフの村。
壊滅してしまえば世界バランスが
大きく傾いてしまう。
そうなる前に、止めないといけない。
だから私は、ゴブリン達に悟られないように、
再び呪文を唱えました。
「栄光を見つめる風よ、
正しき者に寄り添う安らぎよ、、、
一瞬の時で聖なる武となれ」
ああ、DQだ、、、
若干、DQXっぽいぞ、、、
エルフがいないと世界バランス崩壊の理由
魔法研究が止まってその技術が衰えていくから