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まんまる虹の森  作者: NiO
2/10

『逆さ虹』の森

R15の童話です。(矛盾)

 ここは逆さ虹の森。


 空に逆さの虹がかかる、不思議な森です。


 そんな森の真ん中に、光の柱が降り注いで、空の上から、逆さ虹の『森の神様』が下りてきました。


 森のみんなは、慌てて神様の元へ向かいます。


 集まった動物は100匹。


 各々、初めて会う神様を興味深そうな目で見ていました。


 そんな動物たちを楽しそうに見回した後、神様は優しく言葉を発しました。


「さて、今日ここに下りてきたのは他でもない。


 この森の動物たちの数が100匹に達したからね。


 毎回恒例の『森のゲーム大会』に参加してもらうためだよ」


「『森のゲーム大会』?」


 いたずら好きのリスが疑問を投げかけます。


「そうだよ、ただ、なんの『ゲーム大会』なのかは秘密だ。


 あちらこちらにヒントがあるから、探して、見つけて、考えて、そして、勝ってごらん?」


 神様は、優しく答えました。


「毎回恒例なの?~♪、初耳だけど~♪」


 歌上手のコマドリが、メロディーに合わせて神様に話しかけます。


「そうだよ、今回で5回目になるかな。


 第4回目は結構前だし、皆知らないんじゃないかな」


 神様は、やはり優しく答えました。


「どんな『ゲーム大会』なのか、もう少しヒントがないと、何していいかわからないし!」


 暴れん坊のアライグマが、歯をむき出しにして怒っています。


「うーん、そうだね。


 まあ、ゲームの内容としては、『椅子取りゲーム』とかが、近いかなぁ」


 神様は、とても優しく答えました。


「『椅子取りゲーム』みたいなゲーム大会、ですか……時間制限とかは、あるんですか?」


 お人好しのキツネが質問します。


「うん、時間制限はないよ。


 勝者が決まるまで、もしかしたら時間がかかるかもしれないけど、頑張ってね」


 神様は、笑顔で優しく答えました。


「ぼぼぼくは、ゲーム大会とか、ににににがてで……」


 怖がりのクマが、恐る恐る尋ねます。


「もちろん種族によって有利不利はあるけど、頑張ればだれでも優勝する可能性はあるよ。


 実際、優勝者は第一回から順に、ヘビ(・・)リス(・・)ネコ(・・)カモノハシ(・・・・・)、と、みんなバラバラな種族だからね」


 神様はそうやって優しく答えました。


「優勝者には、なにかあるんかい? 食い物がもらえる、とかよぉ!」


 食いしん坊のヘビが、涎を垂らして叫びます。


「そうだね、ヘビ君……優勝したら何があるのか、教えることは出来ないけど……どんなことが起こるのか予想できる、ヒントを1つだけ、あげようかな」


 神様は、非常に優しく。



 ……問題を出しました(・・・・・・・・)






「『お皿の上の(・・・・・)3匹のヘビ(・・・・・)。 な~んだ(・・・・)?』」

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