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ゲス野郎の世渡りスマイル  作者: 21歳。
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プロローグ

よろしくお願いします

 チュンチュン…。


 夜が明けて、鳥のさえずりが聞こえてきた。

 俺はそれを合図にゆっくりと目を覚ました。



「……お、成功したか。」



 なにが?と思うだろうから言っておくが、転生だ。

 俺は前世では世界一とまでは言わないが、トップ10に入るくらいの実力だった。

 自分で言うのもなんだがな。

 そんな俺が死期が近づくにつれて、死の恐れからか、転生するための魔法を研究していた。

 そして、ついに完成し、その偉業を成し遂げることができた。

 まぁ、舞い上がりすぎて勢い余って発動してしまって、弟子たちにも国王にも伝えることができなかったのが悔やみである。

 勝負に勝って、試合に負ける。まさにこの言葉がぴったりだ。



「よし、まずは、顔の確認するか。」



 立ち上がろうとして、床に足をついたが、年齢がまだ幼いからか足元がふらつく。



「くそが。役に立たない体だな」



 そう言いながら足踏みをしていると、ドンドンとなっていたからか、階段からタッタッタッと駆け上がってくる音が聞こえた。

 誰だ?と思いながらドアを見つめていると、バンッと勢いよくドアが開いた。



「シリウス!!!どうしたのっ!!!」



 目の前に、女神が現れた。

 ドンッドンッという音に相当びっくりしたのか、すごい焦りようだ。

 そんなことより、俺とかの女性との関係が気になるな。

 どういう関係なのだろう。

 夫婦ならば最高だ…ないか。

 そう思っていると、いきなり女神に抱きつかれた。



「心配したじゃない!シリウス!」



 ぎゅーっと力強い抱擁をされるがままに受けていた俺はずっと違うことを考えていた。

 まぁこの女神との関係なのだが。

 もしかしたら、もしかするのかも?と期待しながら、 気を失った。

 理由は、状況を考えればすぐわかる。

 答えを言うならば、そう、力強い抱擁だ。



「力…強…すぎん……だ…ろ…」



シリウスの転生1日目は、女神の抱擁で気絶で始まったのだった。

どうでしたか?

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