いきなりの闘い
3話です。
その男は見た限りでは武器を所持していない。だが、雰囲気からして戦闘狂のような感じがする。
「あいつは... !千尋と里美は下がって援護しろ!」
「大地!あいつ知ってんのか!?」
「ああ。派手な戦闘は睡眠時に脳に映像として送り込まれるはずだが?」
「俺は寝れなかっ!?」
俺はいきなり大地に押し飛ばされた。さっきいた場所には尖った岩が数本刺さっていた。
「まあ、とりあえず俺の闘い方を見てろ。」
大地の纏う空気が変わった!というかあれは目に見えるほどの静電気か!?
男が手をかざす度に大地に岩が襲いかかる。だが大地はまるで自身が雷のように岩をかわしていき、有り得ない速度で男の腹を殴った。
「かはっ」
男は吹き飛びその勢いのまま逃げていった。
「体を岩で固めていたか。」
「スゲーな!おい!超能力すぎるぞ!雷の速さとか無敵じゃねーか!」
「ちょっと!私たち援護する間もなく終わったぞ!あいつも戦闘狂なら、もっと粘れよ」
「私は逃げてくれて良かった... 。」
大地は照れながら
「そう、誉めんな。東京とかの都会はもっとヤバイやつがいるぜ!多分だけどな。まだこの生活が始まったばかりで、強者の力がどれくらいまでなのかもわかんねーしな。」
そうだ。始まったばかりなんだ。一刻も早く東京へ行かないと!とりあえず車がいるな。
「車を探したほうがいいんじゃないか?」
「それなら心配ない... 車は私のがある。乗って... 」
俺たちは車に乗り、とりあえず名古屋市まで行くことになった。
ここまでの感想と直すべきところを教えていただけると嬉しいです。