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魔法学校7

アルはいまだに先程のことが信じられないでいた。魔物の襲撃もそうだが、最も気になるのは王妃のこと。彼女はあまりにも戦い慣れている。


それに気付いたのは、最後の防壁を築く術。あんな使い方をする者など、あんなに魔法を思うままに操れる者など他に知らない。彼女は魔法を使うということを知り尽くしている。


それは、彼女が実際に魔法を使ってきたから分かっていることなのだろう。


アルが今まで学んでいたのは、彼女の勉強の成果などではない―――――彼女の実際の戦いで培った経験だったのだ。


今までも彼女が強いということは十分に理解していた。彼女が魔法に自信を持っていることはアルも感じていた。彼女が、魔法以外では見せることのない自信、積極性―――――それは、度重なる実戦によって裏打ちされたものだったのだ。


彼女は何ものだ?王妃がなぜ、あんなにも戦いに慣れているのか――――。


アルは冷静さを取り戻せないままユティシアを見つめた。




ユティシアは学校に被害が出ていないことを教師から聞いて、安心した。この様子では、今日の授業も、ユティシアの参観も中止だろう。

少し、残念だった。もう少し同年代の子たちと話をしたかったのに。


…戦ったなんて言ったら、陛下に怒られるだろうなあ。

王妃は、守られる立場にある。王妃は、傷ついたり、死んだりしてはいけない。人々を統べる者がいなくなると、その下にいるものは簡単に崩れてしまう。


魔法師だった頃より、もっと命を大切にしなければならないことは理解している。理解していても、それでも身体が反応してしまう。騎士団時代に培った闘争本能は、そう簡単には消えないのかもしれない。


騎士団で働いていた時は、自身は戦うためにあった。その中で命を落とすこともあるのだろうな…とも漠然と考えていた。騎士団の中でも最も危険な任務をこなしていたユティシアは、生きるか死ぬか、ぎりぎりの厳しい世界の中に身を置きつづけていた。何度も攻撃を受けながら戦い、血を流さないことはなかった。

だが王妃は、そのような浅慮なことをしてはならない。王妃は国民の母であり、簡単に命を投げ出して良い地位ではない。自分には、まだまだ自覚が足りなさすぎる。


教師たちには非常に感謝された。あのような強力な魔物は自分たちだけでは倒すことが出来なかった…と。


だが、ユティシアはその感謝の気持ちを素直には受け入れることが出来ない。教師たちには止められたのに、魔物の前に飛び出していったのはユティシアだ。

結果としては魔物も退治できて良かったが、王妃が怪我でもしたら罰せられるのは学校側である。


ユティシアは感謝されて嬉しく思う反面、少し反省しながら魔法学校を後にした。





まったく話が進まない。自分の文章力のなさに笑うしかありません。


話し変わって、作者は発売初日からド○クエ9をずっとしています。パーティのレベルが80を超えている+武器、装備が充実しているにも関わらず、初回クリアに至っておりません。ド○クエ8の時は、友人に手伝ってもらって何とかクリアしたのですが…

ゲームの才能があまりにも無さすぎる自分は、味方を死なせる才能があるようです…。


小説の方ではきっと誰も死なないから大丈夫です。過去、死にすぎてますしね…。ユティシア父母やらディリアス父やらマウラさんやら…


魔法学校編もそろそろ終わりに近付いてきました。この先、どうなるのでしょうか?

ユティシアさんの活躍は間違いなしです!!

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