外科の新人の歩み23 お泊り
金曜日まで部長の特訓を受け、8時近くに帰宅する。
内科の新人「おかえり〜。」
外科の新人「あら。かわいいわね。娘みたい。」
外科の新人は内科の新人を抱きしめる。内科の新人は真っ赤になって恥ずかしそうだ。
同僚「毎日遅いわね。定時あがりなのに何をしてるの?」
外科の新人「ん?今日の仕事のおさらいと反省。私はあなた達と違って遅れてるから、今頑張らないといけないからね。」
同僚「ねえ。血液採取って難しいわね。高齢の方はすごく難しい。」
内科の新人「あなた一番その仕事多いでしょうね。私も難しいと思うわ。人によって違うから。」
外科の新人「私は、まだ1回だけだから。。」
内科の新人「ね、ねえ。仕事の話はやめましょう。せっかく明日から休みなのに。」
同僚「ああ、私は明日朝10時に出て、泊まるから。」
外科の新人「私も同じくらいに。。ボランティアね。朝までしか遊べなくてごめんね。」
内科の新人「いいわよ。私が無理言ったんだから。さあ、夕食食べましょう!」
外科の新人「しかし。ものすごい時間かけたわね。私、あなたを彼に見せたら捨てられるわ。」
同僚「間違いないわね。彼も絶対に見せられない。」
内科の新人「えーっ。。会いたかったな。」
同僚「あなたに彼が出来たらいいわよ。」
内科の新人「じ、じゃあ。頑張らないと!」
外科の新人「うわ。うま。。私、あなたと結婚出来るなら。。彼捨てるかも。」
内科の新人「赤ちゃん出来ないよ?」
外科の新人「そうなのよね〜。なかなか出来なくて。どうしたらいいんだろ。」
同僚「私も欲しい気持ちは高くなったけど、お盆まではダメって。」
内科の新人「えっ。えっ。。あのお二人は。。その。。あの。。あれを。。」
外科の新人「あれって?」
内科の新人「男と女が赤ちゃん。。」
同僚「だから何を?」
内科の新人「は、恥ずかしい!」
同僚が内科の新人を抱きしめる。
同僚「本当にかわいいわね〜。」
内科の新人「もー。いじわる。抱きしめないでよ。ドキドキするから。」
同僚「良かったら一緒の布団で抱きしめようか?」
内科の新人「う、うん!」
外科の新人「えーっ!あなた。どんな心理なのよ。」
内科の新人「あのね。私、ひとりっ子だから。。お姉ちゃん憧れなんだ。」
外科の新人「仕方ないな〜。床で並んで寝る?」
同僚「いいけど。私、左のおっぱいがいい。」
内科の新人「えっ、えっ。。一緒に寝れるなら。」
外科の新人「いいんだ!よく分からないなー。じゃあ私は右ね。」
交代でお風呂に入ると布団に横になる。
同僚「ちょっと!あなたノーブラなの?ものすごいわね。」
外科の新人「確かに。。すごーい!」
2人が同時に両胸を触る。
内科の新人「恥ずかしいよ〜。」
同僚「こんな身体してたら彼に会わせられるはずがないでしょう!」
外科の新人「これがあったら人生変わったな〜。でもそうなると彼に会えないか。今の自分でいいわ。」
同僚「看護師は一流だけど女としてはまだまだね。幸せにならないとね。」
内科の新人は抱きつく。
同僚「ど、どうしたのよ。」
外科の新人「いいから。やりたいようにさせてあげなさい。」
同僚は優しく抱きしめる。
内科の新人「嬉しいな。」
同僚「ねえ。あっちは気を遣わなくて大丈夫なの?」
急いで反対を向いて抱きつく。
外科の新人「なんか自分の子みたい。かわいいわね。」
同僚「私達どうなるんだろうね。」
外科の新人「そういえば、寮でよく将来の話しをたわよね。。あなたは地元に帰る予定だったのに。何故か、今一緒に住んでいる。」
同僚「あなたが魅力的過ぎたからよ。彼は理由ではなかった。親も結婚したら出ていくんだから。どちらでもいいって。。もう昔には戻れない。そして今は続かないのね。」
内科の新人「私は、容姿で近づく人がとにかく嫌で。。当たり障りなくしか付き合ってこなかった。こんなに人と親しくなるの初めてなの。」
外科の新人「この街に来るまでの私には。。信頼出来る人も全くいなかった。ただ顔色伺って生き延びるだけ。帰る場所なんてない。」
内科の新人「私。ずっと大切にする。離れないから。」
外科の新人は内科の新人に抱きつき泣いている。
同僚「大丈夫?」
外科の新人「ええ。私、生きてていいのね。大切に思ってくれる人がいるんだ。。彼もいるけどさー。」
同僚「あら、一言余計だったわね。」
内科の新人「利害とか全くなく接してくれたのはあなた達だけよ。妬みもないし。」
外科の新人「いや、申し訳ないけど。胸は妬むわ。」
同僚「そうよね〜。」
内科の新人「そんなのは妬みじゃないわよ。攻撃されたら合気道でかわすし。胸触られそうになったら本当はかわせるのよ?」
同僚「あなた。。合気道まで!どうなってるのよ。」
外科の新人「病院で触られないの?」
内科の新人「今のところは。かわすし。攻撃は出来ないから抑止ね。」
同僚「ちょっと座ってよ。。いい?触るからね。」
フェイントをかけて触ろうとすると腕をつかむ。後ろから外科の新人が抱きつくとかわしながら外科の新人は倒れた。
外科の新人「これは同意ないと不可能ね。ねえ、帰りに襲われたことないの?」
内科の新人「柔道二段。投げ飛ばすわよ!って言うと近づかないよ。この間、5人組みにやってみろって言われたから。。触るのも嫌だったから、空手で倒した。急所突いたら動けないわ。そういえば、あの人達。最近は挨拶されるようになったな。。」
同僚「なんだそれ。。」
外科の新人「友達出来ないの分かる気がする。」
内科の新人「ひどいな〜。」
同僚「しかし。仲良くなったものね〜。そうそう!お盆休みは両方の実家に帰るから私は不在よ。」
外科の新人「私も彼が休みだから不在ね。」
内科の新人「お盆って休みなの?」
外科の新人「大学病院は診察は休みだよ。確か救急指定からも外れてるわ。」
内科の新人「国立大学病院は休みじゃなかったから。久しぶりに家族で旅行に行こうかな。ねえ。お金は苦しくないの?家賃とか大変でしょう?」
同僚「苦しいからルームシェアしたのよ。ギリギリよね。貯金なんてとても出来ないわ。」
外科の新人「ギリギリに慣れちゃったからな。何とも思わない。甘えたことはないけど。最悪は定食屋さんもあるから、飢えることは無くなったし。」
同僚「でもあなた働いて返してるじゃない。ごはんでどれだけ儲かったのやら。」
内科の新人「えっ。今でもアルバイトしてるの?」
外科の新人「無給よ。ボランティア。大切な人が幸せならお金は要らない。お金なんか価値ないわ。あなたみたいな大切な人のほうが価値ある。」
同僚「ねえ。仕事の話で申し訳ないけど。内科の婦長評判悪いわね〜。」
内科の新人「ちょっとかわいそうな人だとは思う。」
外科の新人「悪く言わないあなたが!まあ、私、外科部長とお友達だからね。あの人、次の人事で外されるわよ。内科部長は決めてるってさ。」
同僚「ちょっと!こっち来たら困るわ。」
外科の新人「大丈夫。辞めていただくそうよ。」
内科の新人「そんなこと出来るの?」
外科の新人「遠くに系列の病院あるらしいからね。」
同僚「うわ〜。あなた怖〜い。」
外科の新人「私がするわけじゃないから。理事長とお友達になりたいんだけど。難しいな〜。まあまあ話はするようになったけどね。」
同僚「どうやって?」
外科の新人「私。いつも天気いい日は庭のベンチで弁当食べるの。おにぎりあげたら感動してね。来週からおにぎり倍なんだ。理事長がほしいってさ。」
内科の新人「信じられない!理事長。。私、話しをするのもガチガチよ。滅多に話す機会ないよ?」
外科の新人「理事長って孤独なのよ。聞いてるうちに定食屋さん連れて行く約束しちゃったのよね〜。あなた達も来ない?」
同僚「いや〜。んー。。あなたねえ、理事長と既にお友達じゃない!私には遠い存在だから。」
内科の新人「いいよ。」
同僚「えーっ。。わ、分かったわよ。いつ?」
外科の新人「まだ決まってない。盆明けくらいかな?決まったら連絡するわ。寝ましょうか。」
内科の新人「うん!」
同僚「やっぱりかわいいな。」
外科の新人「この子は私の子よ!」
内科の新人は姉が2人出来たようで、すごく嬉しかったようだ。




