外科の新人の歩み20 来客
外科の新人「来て来て来て〜っ!」
店長が外科の新人に愛を放つと、たちまち外科の新人は幸せに包まれた。
外科の新人「明日も大変でしょう?遅くなったし。寝ましょう。」
店長「そうだね。最近いろいろ改善したから6時起きにしたけど、何とか回るようになったんだ。」
外科の新人「大した成果よね〜。」
店長「ああ、アルバイトの子に因るものは大きいよ。。けど、あの子。本気かな?確かにあの子なら、弟子にしてもいいと思う。夜間学校卒業の後か。」
外科の新人「ねえ、もし高校卒業資格が目的なら、通信高校に通えば3年。彼女は。。2年なのかな?学校が夏休みの時にスクーリングに行き、レポート出すだけで卒業出来るよ。私、そちらも考えたのアルバイトしながら通信高校。夜間学校って確か4年じゃなかったかな?」
店長「彼女の意思を確認してみるよ。彼女が頑張ったら、独立を支援するつもりだ。」
外科の新人「定食屋さんはどうするの?」
店長「あれだけ人気だと継ぐのも悪くない。ただ、利益はかなり減る。とはいえ、いつまでもマロンケーキの評判も続くかは疑問なんだ。マロンケーキが人気にならなかったら。。1人生きるのが精一杯だった。そもそも近くに病院があるおかげだし。今が続くとはあまり思えない。結婚したら定食屋のほうがいいと思う。」
外科の新人「定食屋さんで、ケーキ売れば?ちょっと改装したら出来そうよ。」
店長「その発想は無かったな。けど忙しくないか?1人では無理だ。でもメニュー絞るのなら可能性あるか。」
外科の新人「弟子が育ったら、店を買い取ってもらうのも手よね。資金力あるか知らないけど。」
店長「まず、本人の気持ちだ。それで考えてみるよ。寝ようか。ごめんな。デートらしいこと出来なくて。」
外科の新人「私、幸せよ。あんな素敵なの体験出来るのあなたしかいない。だからいいの。」
朝起きると昼過ぎまでケーキ屋さんを手伝い帰宅した。
外科の新人「あら、帰ってたの。そちらは上手くいった?」
同僚「そうね。でも店長の店のことばかりお互いに考えちゃった。店長の利益はすごいわね。必要ないほど稼いでいるわよ。あれなら1日休むべきだと思うわ。」
外科の新人「ずいぶん考え方も変わったと思う。」
同僚「あなたが大切って証拠よ。」
外科の新人「明日から離ればなれね。。」
同僚「なんかさみしいわ。一緒に働けないのは分かってたけど。私って、あなたほど看護師に執着ないかも。当分は頑張るけどね。」
外科の新人「彼女、内科大丈夫かな?」
同僚「力は大丈夫よね。綺麗過ぎるのがね。。大変かもね。」
外科の新人「ずいぶん親しくなったけど、まだ心開いてないと感じる。けど、あの子。私達のことになると熱くなるわね。」
同僚「お父さんのお店は、本当に楽しそうだったよね。あんな顔は初めて見た。料理も凄かったし。」
外科の新人「お父さんがあんなに感動するんだから、ホンモノね。あの子。私達を信頼してるのは分かった。」
同僚「なんで?」
外科の新人「マロンケーキ?を思い切り口に入れたから。」
同僚「なるほど。確かにそうね。」
外科の新人「しかし。。吐き出さないで、美味しいって言ったあなたの彼ってすごいわね。店長の店の分析は見事だったし。あの人と別れてもいいって。。あなた贅沢ね。」
同僚「仕事が一番だから。。私の希望と違った。本心を打ち明けて考えてくれたから。あなたのおかげよ。」
外科の新人「彼に放ってもらったの?」
同僚「まだ。盆の挨拶の後って。彼真面目なのよ。」
外科の新人「あなたが幸せならいいわ。ルームシェアして良かった。」
同僚「それは私も思う。」
外科の新人「ねえ。勤務希望は出来るだけ合わせようか。もちろん彼優先でいいから。」
同僚「そうね。休み希望と夜勤をまず合わせましょうか。」
外科の新人「休みは。。こんな感じかな?夜勤は。よく分からないな。あっ。電話。もしもし。。あら。そうなの!いいわよ。迎えに行く。」
同僚「どうした?」
外科の新人「内科の彼女。病院にナース服忘れたから取りに来たって。家に来たいって。病院に迎えに行くわよ。」
同僚「へー。ずいぶん珍しいわね。あの子が飛び込みで連絡なんて。行きましょう。」
病院に迎えに行くと自分達のマンションにやって来た。
内科の新人「おじゃまします。うわ〜。いいな。2人で住んで。うらやましいなー。」
外科の新人「明日から配属なのに良かったの?」
内科の新人「もちろん!夕食作るわ。」
同僚「えっ!あれが食べれるの!やったー。」
外科の新人「えーっ!すごい。」
内科の新人「金曜日のお礼。座ってて。あっ!ごはんの炊き方を教えてほしいのですが。」
外科の新人「いいわよ。」
外科の新人が教えると熱心にメモしながら聞いた。ごはんをセットすると、炊ける前に料理を完成させる。
同僚「ウソでしょう。手際いいし。。何これ。見たことないわ。」
外科の新人「いや〜。まさか食べれるとは。」
内科の新人「さあ。食べましょう!」
同僚「す、すごい!」
外科の新人「お店より美味しいじゃないの!」
内科の新人「すごい!ごはん。信じられないくらい美味しい。すごいすごい。」
同僚「いや。感動するのはそこじゃないから。」
内科の新人「あの。。あの。」
同僚「何よ。」
内科の新人「たまに泊まりに来てもいいですか?」
外科の新人「全然いいけど。布団ないな。」
内科の新人「買います!ねえ、これ何?」
同僚「ああ。休み合わせれるならって休みの希望を相談したの。」
内科の新人「いいな。私も合わせていいかな?」
外科の新人「いいけど。彼と会う日も入っているから。土曜日はほぼ彼だよ。」
内科の新人「分かったけど。。いいな。」
外科の新人「合わせるって言って、彼が出来たら。そっち行っちゃうでしょう?」
内科の新人「多少はあるかも知れないけど。2人は全く別の大切な人だから。」
外科の新人「まあ。かわいいわね。」
内科の新人「もー。子供扱いして。」
同僚「まあまあ。布団買いに行く?」
内科の新人「買おうと思ったけど。たぶん家にあるから、今度お父さんに運んでもらいます。」
同僚「ねえ。明日に備えて早めに帰らないといけないんじゃない?」
内科の新人「そうね。そろそろ。。あっ!片付けを。」
外科の新人「私がやるわよ。それより、あなた歩いて帰るの?」
内科の新人「ええ。」
外科の新人「絶対にダメ。ちょっと。お父さんに電話。」
内科の新人「あっ。お父さん。迎えに来てほしいの。」
外科の新人「代わって。」
内科の新人「えっ!お父さん。友人と代わるわ。」
外科の新人「お父様。同期の看護師です。いつも良くして頂いてまして感謝してます。それでなんですが。娘さん。あまりに綺麗過ぎて。。歩いて病院は危ないと思うんです。特に帰りは危なくて。一緒に遊んだ時は必ず送ってもらうようにしてるんです。友人として、彼女を1人で歩かせたくないのですが。。あらそう。。分かりました。」
同僚「どうしたの?」
外科の新人「空手三段だって。何回か倒してるって。」
内科の新人「もー。余計なことを。」
同僚「空手4段が襲ってきたら?」
内科の新人「柔道も二段ですから。」
外科の新人「なんだそれ。だったら大丈夫なのかな?でも、気をつけて。帰ったら必ず連絡して。」
内科の新人「分かりました。今日はありがとうございました。」
内科の新人は歩いて帰って行った。ナンパされたが、いつものように柔道二段だから投げ飛ばすよ?とかわしながら帰宅した。
外科の新人「あの子はどうなっているのかな?」
同僚「まあ、とにかく規格外ね。私達必要かな?」
外科の新人「良く分からないわね。まあ。風呂入って寝ますか。あなた先に入って。」
同僚「いいけど、なんで?」
外科の新人「彼がまだ出てくるの!」
同僚「ああ、なるほどね。分かったわ。」
同僚が風呂に入っているうちに、内科の新人から帰宅した連絡があった。
2人とも風呂に入り、明日に備え早めに寝るのだった。




