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未確認兵器に関するレポート
マニュパール・ヴェッジスミス、ケイメラ・ヴェッジスミス、ウィーリー・ヴェッジスミス 連名
・◼️◼️空軍基地に出現したもの
(1) 識別魔法で判明したプロフィール。
『重爆装攻撃機 ブレイズハート』
(2)撮影された映像から推定される武装
1インチ相当の貫通機関砲 八基 ※1
誘導爆弾発射装置 六基
0.5インチ相当の四連装旋回機関砲 二基
小型三連装噴進砲 二基
アフターバーナー ※2
※1 本来は前についてるのが普通だけど、後述の可変機構の中に後ろ向きについているよ。
※2 多分本来は武器じゃないんだけど、明らかに意図を持って撃ってる節があったからここに書いておくよ。
(3)雑感
爆装攻撃機でも、素早い爆撃機として使うよりは、敵航空部隊の迎撃に当たるのが主要な使われ方に
なりそう。
ワインダー、旋回砲、誘導爆弾といった装備一式があれば、敵編隊をある程度撃ち落とし、逃がした奴を一機ずつ攻撃していく一連の流れがこれ一機で行えるし、設計段階からそう考えてたと思う。
そして出現した時には両翼を畳んでて、空中で翼を広げるまでの間安定を保つための補助機関も確認できたから、畳んだ状態で輸送されて、敵編隊の近くでリリースする為の機体なんだろうね。
ここまで後方への攻撃力が高い機体は防空にはかなり便利だと思うから、うちの軍も似たようなコンセプトのを考えてみてもいいかも。
文責 第三技研部 技研管理官 C・ヴェッジスミス
・◼️◼️港に出現したもの
(1)プロフィール
『強襲潜水戦艦 モービィ・ディック』
(2)推定武装
垂直式誘導爆弾発射装置 十二基
8インチ相当の速射砲 二基
拡散対空砲 六基
旋回式対空砲 二基
10インチ相当の回転式機関砲 ※3
10インチ相当の単装砲 ※4
※3 後述の艦橋部の最上部に装備されています。 砲身数は十二基です。
※4 後述の艦橋の『首』ともいうべき部分に各関節一基ずつ、計八基装備されています。
(3)雑感
基本装備は誘導爆弾発射装置を除いて水中からの攻撃を想定されたものではないようです。
また、対空装備、水上対艦装備が極めて充実していることなどから、そのような攻撃を受ける可能性が高い運用、すなわち敵港湾内や海上要塞、敵艦隊などに潜水で接近し至近距離で浮上して不意打ち的に攻撃を加える潜水母艦的なコンセプトを以って作られた可能性が高いかと思われます。
特徴として、艦前方部、艦橋部分に生物の脊椎に近い機構を持った伸縮機能が搭載されており、浮上後にこの部分を展開することで先述した主砲を起動することが可能になります。
これは潜水時に水の抵抗の影響を軽減するための機構ではないかと推測されます。
また、船尾のスクリュー付近と艦の側面に海洋生物のヒレのような機構を搭載し、これを舵や推進装置に使用して安定航行を行うことができます。
詳細は不明ですが、撃沈寸前に機関部から極めて強力な魔力が観測されましたので、ここに付記しておきます。
文責 第二技研部 技研管理官 W・ヴェッジスミス