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詩、紡ぐ場所(α)

作者: 蒼井托都

背中越しに飛び込んだ声は

とても苦く懐かしい

残像の数々を

思い出させてくれた

今となってはもう顔を見たくない

そんな存在なのに

その声が好きだったんだな

伝える気がないつぶやきを消した


温度のない響きがたまに

優しくなったり甘く感じて

ふっと笑ったときの

短く吐く息を意識して

不安になって警戒する

見せかけの鎧ごと全部

抱き締められればよかったのかな


その喉から生み出す声で

別の誰かの名前を呼んで

吐息を重ねてじゃれ合って

どこかで幸せでいますか

だから何だって言われると

別に深い意味は無いけど

笑っていればいいなって

なんとなく思ったんだ


君に捧げた時間

全部過去だけど

悪くはなかったな

君がどう思ってたかは

もうきっと聞けやしないけど

君に感じた才能も

自分にないその眩しさも

全部全部

一生背負いたいと思って

あっという間に置いてきたんだな


この喉から押し出す声で

別の誰かの名前を呼んで

君のことなんか忘れて

なんとか今日を生きている

それならいいじゃんって

深い意味なんて無いけど

君が笑っていればいい

僕もきっと笑えるから






(C)Aoi Tact

20.04-30

最初は近しいようでニュアンスが違うシチュエーションを想定して書いてたんですが、結局落としどころとして「昔推していたひとへ」になりました。

お前が一番って勢いで推してた子も卒業して結婚しました。ビジュアルに創作になんでも持ってるように感じてたあの子も卒業して元気にやっているのかな。

ほんとに一番の子が卒業して結婚したときに僕のメンタルが耐えられるかは今ちょっと分かりません。既婚者が何を言ってるのか。というかDDが何を言ってるのか。


あの子を好きでいられたことも、あの子が表舞台に立って好かれていたことも、今となっては遠い過去です。

一生のうちの何年かだったけれど、好きでいることができてよかったと今は思います。

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