3話
あ、言い忘れてた。
これ、本編終了後の話だから本編終わるまでこの話は完結しません。
最後はお楽しみ。
咲希は何気なーく聞いた。
「そーんなにブラックな天界で天使は聖界担当からお話聞けたんだ。」
「そ、それは、ちょっと、な。若かったから、サボりたいだろ、ちょっと。」
アワアワしながら天使が答えた。
「ちょっとを強調する辺り色んなところで情報交換が...」
「ふぁい、けっこうさぼってました!」
「正直でよろしい。」
「...実は咲希、支配系の聖魔法使えるのでは?」
菜々が呟くと虹花は正答を言った。
「あれは天使が弱味握られてるだけだと思う。」
「天使、当時の地界の様子は?」
「あれ、恐竜の記憶ばっか見てたな。恐らく地球じゃないのもあったぞ。あ、地球じゃないのばっかし見てたな。大人達にこっそりつまんなさそうなやつ押し付けて。」
菜々が聞くと天使は懐かしそうに答えた。
「善行とかって記憶を見るの?」
「あ、そうだよ。天法に出来るのは記憶を見ることだけ。色んな世界の上位にありながらそれしか出来ない。面白そうな記憶を覗くのが唯一の楽しみ。」
3人は思った。
会って間もなく気が合うとも合わないとも言えない3人は揃って思った。
(うわ、死にたくない。こんなやつがうじゃうじゃいそうな天界に行って記憶見られたくない。今から死ぬのが憂鬱だわ。)
気まずそうな顔した。
天使は気付いているのかいないのか言った。
「そこの3人は女子だろ?俺は独り男だし。暇なんだが。」
「え?呼んでこよっか?男。」
菜々が言ったら天使は言った。
「なんか、ありがとう。」
菜々はレンの所に行って帰って来た。
勿論ゲートで。
「はい。男連れてきたよ。」
「俺、ただ男ってだけで連れてこられたんスか?」
レンが来た。
咲希は言った。
「それ、教えてくんない?」
「あー。今晩位にね。」
菜々が返した。
虹花も話に参加できてるし、花音はクラリネット状態で部屋にいる。
「なんか、虚しいな。王様。」
「あ、俺の事を知ってるんスか?レンで良いッスよ。」
「俺は天使。虹花達のゲートから咲希とここに来た。菜々達と面識は無い。呼び捨てでいい。」
こちらはこちらで意気投合していた。