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1話
あー、暇だ。
異世界に行っちゃおう。
古代ペアの世界でもなく私たちの世界でもなく。
適当に座標を決めて...?
「何か禍々しい門があるぞ?」
気、気づかれた?
あっ入ってきちゃったよ。
「あー、俺一応まだ天使としての加護やらなんやらは失ってねーから。ま、異世界の存在を知ってたら驚かないから門も驚かんな、さほど。」
外が騒がしい...嫌な予感が...ゲート開きっぱなしだ!
「天使が吸い込まれたのってここだよね?」
入ってきちゃったよ。
「簡単に言えばここは異世界。天使を連れて帰った方がいいよ。」
虹花が言っても行く耳持たず。咲花は
「もうちょっとここにいるわ...あなた達は異世界から召喚された系?」
「まぁそうだね。」
「ファンタジーじゃん。天使もファンタジーだけど。」
「もうちょっとここにいてもいいでしょ?あなた達もこっち来ようとしたんだから。」
虹花はまぁいっかとため息をつく。天使がファンタジー、異世界や魔法もファンタジーだから私達の世界と近いんだろう。
「この事は一切話してはならない。いいね?」
虹花が言うと、咲花はコクッと頷いた。