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立憲将軍  作者: 源綱雪
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そして現在

 僕は立憲系政党で出馬をする予定です。幕府の将軍になりたいのだから。

業平様と常憲院様の様な将軍になりたい。現在、公義は将軍の政権との意味である。であるので衆議院議員となって、与党議員になる外には無いんだぜ。

 林様の試験をくぐり抜け、立憲系の立候補者となった。天下を手にするのには党内で多数派を形成しなければならない。金・銀・銅等を配るのは禁止されてる。

 であれば、論理を明白にすべきは勿論、納得させるのが大切だ。 公示より間もなく、選挙戦へ突込。定数3で立候補者8の選挙戦になった。僕は立憲系の立候補者として己を律して選挙戦を戦い抜き、2位当選であった。1位は同政党のベテラン、3位は無所属であった。

 最初は泡沫候補とされていた僕。政策論争で論理的に答えている内に手応えは上がってった。最終日には僕はトップになりそうな勢であった程。中選挙区なので比例は無く、参議院にはそれの選挙自体無い。領主の選挙でそれの代わりとなってる。 僕は、元大奧の議事堂に入り、与党席へ。毛利・島津は常憲院様の将軍の時に潰し、国外追放(家臣含め)を成していた。

 与党ではまだ雑巾を使った掃除をするくらいにペーペー何ですよ。まあ、25歳であったので当たり前なんですけど。儒学等の学問での評価の高さ、洋学の良さを認められたので三年前より眼をつけられてたみたいです。御台を作らないと将軍と成ること負かりならんとのこと・・・

大名の娘さんと結婚を決め、老中となった。 遂に、将軍に登り詰めた。常憲院様の望まれた政権を継ぐとの名誉な物となったんだ。副将軍にアイヌ・琉球の者を起用。その事に因って、我が日本は小数民族でも権力の座に就けることを世界に認識させる機会となり、世界でも民主化の進んだ国と位置付けられた。

 ヨーロッパ・米国等の国では日本政府を見倣えというデモ等や革命の動きを認めることのできるほどであった。


 遂に、革命勃発(米国)。その動きはロシアへ。そしてヨーロッパに飛び火をとなっている。日本ではそんなのはない。僕の治世は平和に過ぎていく。

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