2話
外が明るくなり名前がわからない鳥が鳴き始めて
1日が始まる
「んんんー・・朝か。はぁー今日頑張れば休みだ。」
独り言が増えていくのは仕方ない事だろう。
おはようって言ってくれる人がいるなら独り言も無くなるはずだ。
ベッドから降り、一階にある洗面所に向かい歯を磨き、顔を洗い、朝ご飯は食べずに仕事の準備だ。
「今日は会議は無いし、必要なものはいらないっと。
あー昨日買った飲むタイプのヨーグルト持って行こう」
ガスの元栓を確認して家から出ると・・・・
密林だった。
「・・・・えっ・・・・・・」
いきなりの事で頭が真っ白だ。
あれ俺の家の周りってこんなだっけ?
車が通る道がなくなってる。朝になって急に生えたとか成長したとかじゃないよね。
「いやーなにこれ。マジで何があった。」
ふと上を見上げると、28年の人生で見たこともないぐらい大きい鳥が飛んでいた。
考える事も出来ずぼーっと眺めていたら、太陽?らしきものが2つあった。
携帯をポケットから出してみると圏外。
山の中だがギリギリ電波は入るとこなのだが、圏外。
大きい鳥、太陽2つ、圏外。
「あーこれあかんやつだ。地球じゃないや。」
妄想では異世界カモンだったが、現実になると無理だ。
自分の知らない土地、家は自分のだが家の周りが自分の知らない場所、現実離れしている現実。
すっとしゃがんで自分の膝を抱える。
誰が何の為にこんなとこに家ごと連れて来たのか、それとも非科学的なことが起こりここに来たのか分からない。
不安が大きくなり、泣き叫びたい、いや泣き叫ぼうとした時に
「・・・・・・・・・・・けて」
と聞こえた。
気のせいかと思ったが、自分でもよく分からず、微かに聞こえた声の方向に走り出した。
文章力低いですが自己満足の作品を読んでいただければ幸いです( ;∀;)