「きみ」
目を合わせてしゃべるのが苦手だから、
ぼくの視線は、下方60度にかたむきがちで、
となりを歩くきみの表面さえも知らないまま、
きみが吐き出す言葉ばかりを拾い集めている。
——やっぱりぼくにはわからないや。
きみは、だれ?
どんな顔をして、どんな生き方をしているの?
きみって、だれ?
そもそも生きているの? 存在しているの?
「きみ」は、何者?
ぼくは「きみ」に含まれますか?
——ほら、君の足元に、たくさんの「きみ」が転がっているよ
目を合わせてしゃべるのが苦手だから、
ぼくの視線は、下方60度にかたむきがちで、
となりを歩くきみの表面さえも知らないまま、
きみが吐き出す言葉ばかりを拾い集めている。
——やっぱりぼくにはわからないや。
きみは、だれ?
どんな顔をして、どんな生き方をしているの?
きみって、だれ?
そもそも生きているの? 存在しているの?
「きみ」は、何者?
ぼくは「きみ」に含まれますか?
——ほら、君の足元に、たくさんの「きみ」が転がっているよ
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。