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2-9.『コロナ:木と銅と商人と』

ちょっといつもの更新時間より遅刻気味ですが書き上がったので、アップします。


そして、本作がいつの間にか300pt超えておりました

先に連載を始めていたユノと比べるとかなりハイペース。

皆様、ブクマ・評価・感想・レビュー等々、ありがとうございます。


 わたしはコロナ。コロナ=ジオール。

 探索よりも商売の方が楽しい、十四歳。


 昨日、探索者(シーカー)をしているディア姉が、何やら青い顔をしてアジトに帰ってきた。

 帰ってきて身体を清め終わったら、とっととベッドに入っちゃったので、少し心配だったんだけど……。


 でも、一緒に帰ってきたリト兄やフレッドさんの話を聞くと、仕方ないか――とも思える。


「ようするに、油断してダンジョンマスターの計略にハマり、お姉ちゃんがケガをして、上級回復薬を使って傷は治したものの、血が足りてないってコトだね?」


 面目なさそうにうなずく二人に、わたしはちょっと口を尖らせた。


「《死なずのダンジョン》とはいえ、気をつけようって話をしてたばっかりなのにね」


 まぁ二人を責めたって仕方がない。

 とりあえずは無事に戻ってきたので良しとしよう。


「それはそれとして、わたしはちょっと出かけてくるから。

 あ……! 夕飯はどうする? アジトで食べるなら二人の分も用意しておくけど」


 訊ねると、二人ともアジトで食べるそうなので、わたしは帰りに全員分の夕飯の買い出しをする――というのを心のメモ帳に記した。


「それじゃあ、行ってくるね」




 アジトを出てわたしが向かう先は、武器と防具のお店『銀狼商店』。

 わたしが一番利用している武具店だ。もちろん、取引も色々してる。


「こんにちわー」


 挨拶をしながら入り口のドアを開けると、中から怒鳴り声が聞こえてきた。


「なんで、ウッド系とブロンズ系の買い取り、こんなに安いんだよッ!」

「在庫がダブついてるんだよ。買い取ってやるだけありがたいと思いなッ!」


 負けじと言い返す声も聞こえてきて、わたしはまたかと嘆息する。

 この店に限らず、ここ最近の探索者(シーカー)と商人の間でよく見る光景なんだよね……。


 わたしはちょっと面倒くさい面持ちで、二人の間に割って入って告げる。


「はい。両者ともそこまで」

「コロナか……」

「なんだ、おまえ?」


 店主の方は、助かった――とでも言いたげに安堵を、何もしらない探索者(シーカー)のお兄さんは露骨に眉を顰めた。


「別に店主さんだって嫌がらせで値段を下げてるわけじゃないんですから、そんなに怒鳴らないであげてください」

「この間より半額以下になってるのにか?」

「むしろ、まだその額で買い取ってくれるだけ、銀狼商店は良心的ですよ?」

「なんだと?」


 お兄さんが訝しんだ時、お店にお姉さんが一人入ってくる。


「ああ、カルフ。ここに居たのね」

「コナか」


 どうやらお兄さんの名前がカルフさん。今入ってきたお姉さんの名前がコナさんみたい。

 雰囲気からして、二人はチームを組んでるんだと思う。


「カルフ、ごめん。どこも買い取ってくれなかったわ」

「まじか……」


 そのやりとりだけで、何をしてきたのかだいたい想像がついたので、わたしは言った通りでしょうと笑った。


 すると、カルフさんは困り果てたような顔をこちらに向けてきます。


「一体、どういうコトなんだよ。嬢ちゃん」


 どうやらカルフさんはわたしの話を聞く気になったみたいです。

 そこで、わたしは店主さんに任せて――と目配せをして、了承をもらい、わたしは説明を始めます。


「カルフさん、コナさん。今、ウッドとブロンズがどうして買い取って貰えないのか――それを説明させてもらいますね」


 二人がうなずくのを確認してから、わたしはそれにうなずき返しました。


「今、ペルエール王国の城下には、ウッドシリーズとブロンズシリーズの武具が溢れてしまっているからです」

「溢れてる……?」

「溢れてると、買い取って貰えないの?」


 訝しむ二人に、わたしはうなずきます。


「お店というのは、探索者(シーカー)の方が持ち込んだモノを買い取り、その買い取り額よりも高い値を付けて売るのが基本です」

「同じ値段で並べちゃダメなの?」

「ダメです。それじゃあお店を維持できませんし、店主さんや店員さんが生きていけません。

 買い取り額よりも高い売値を付け、それが売れた場合の差額が、別の商品を買い取る為の資金であったり、自分たちの生活の為の資金になるんですから」

「だったら店主たちもダンジョンに潜ればいい」

「カルフさんはもう二度とお店は利用しないでください」


 こういう思考する人の相手をしたくないから、基本的には商人や貴族以外の相手をしたくないんだよねぇ……。


「ひ、ひどいな……」


 わたしのスッパリ切り捨てるような言葉に、カルフさんは顔をひきつらせますが、知ったこっちゃないです。


「ひどくありません。店主がダンジョンに行くというコトは、お店を開くコトができないというコトです。そして自分で商品を採取してこれるのであれば、買い取りをする必要がなくなります。

 なので、ウッドやブロンズだけでなく、あらゆる商品の買い取りをお店がしなくなりますよ?」


 実際はそれでも稀少品の買い取りとかはするだろうけど、まぁ今はモノの例えだし、その辺を口にするとややこしくなるだけなので、言わない。


 さて、カルフさんは置いておいて、コナさんの方は何かを考えているようなので、少し情報を補足しましょう。

 結論がどうあれ、ちゃんと自分で考えようとしている人は好きなので。


「商人には需要と供給という言葉があります」


 コナさんが顔をあげて、こちらを見ます。

 わたしはそれを見返しながら、簡単に説明しました。


「需要とは、お客さん側が必要としている数。

 供給とは、お店側が用意できる数です。

 需要が高く供給が少なければ稀少品ですので、価値が上がります。

 逆に需要が低く供給が多ければ稀少性がなくなるので価値が下がります」

「ウッドシリーズとブロンズシリーズは、まさに今、後者の状態なのね? 値段が付けられないほどに、供給が多いの?」

「その通りです。理由はお分かりになりますか?」

「供給が多い――つまり、店にいっぱいウッドシリーズやブロンズシリーズがある……その理由……」


 コナさんが考えている横で、カルフさんが気楽な口調で言いました。


「みんながウッドとブロンズを店に買い取ってもらってるからだろ?」

「まぁそうなんですけど……じゃあなんでみんなが揃いも揃ってウッドとブロンズをお店に持ってきてるんですか?」


 カルフさんに訊ねたわたしの言葉で、ようやくコナさんが思い至ったみたいです。


「みんな、ラヴュリントスに潜っているから……」

「その通りです。

 あそこのフロア1は、この2シリーズしかドロップしませんからね」

「じゃあこれからもこの2シリーズを売られ続けると、銀狼商店すら買い取りをしなくなるってコトか?」


 そのカルフさんの問いに、わたしが店主さんへ視線を向けると、彼は大きく首肯しました。


「まじかー……」

「参ったわね……」


 よほど大量に持ってきたのでしょう。二人は揃って天を仰ぎます。


 二人を横目にチラリとわたしが店主さんを見ると、店主さんもこちらに視線を向けてきました。


(儲け話があるなら、目の前の二人を巻き込んでも構わないぞ)


 そんな視線でしたので、是非とも利用させて頂こうと思います。


 ふっふっふ、誰の懐も痛まず適材適所で儲けられるネタ――ないわけじゃないんだよねッ!


「さてお二人とも。もしよければ、お二人の持つウッドシリーズとブロンズシリーズ……わたしの口利きで1つにつき50ドゥースづつ上乗せして買い取って貰えるようにしますけど」

「まじでッ!?」

「待ってカルフ。おチビさん……何を考えているのかしら?」


 警戒し、目を眇めるコナさんに、わたしは胸中で拍手を送ります。

 コナお姉さんのこと、気に入っちゃいました。絶対に一儲けさせてあげますッ!


「正解ですコナさん。貴族や商人を相手にする時は、常にそういう警戒をしていてください。

 カルフさんのように裏も考えずに飛びつくと、ダンジョンで迷神の沼に沈むよりも酷い目に合いかねません。

 なにせコナさんは美人ですからね。カルフさんの迂闊な行動の結果、脱法奴隷として娼館へ放り込まれたりとかもありえますよ」


 実際、可愛らしい駆け出し探索者(シーカー)の女性が、そういう目に合うことも少なくないみたいだしね。

 お調子者っぽいカルフさんには釘を刺しといた方がいいよね。


「だからといって常に警戒していても疲れてしまいますからね。

 その辺りは探索者(シーカー)同士、一時的にチームを組む時と同じで、見極めたら気を抜いて平気です。抜きすぎは危険ですが」

「そうは言っても、難しいわね……」

 

 眉を顰めるコナさんに、わたしは安心させるように笑いかけます。


「徐々に出来るようになればいいんですよ。

 商人との交渉に馴れると、普段より高く買い取ってもらったり、需要と供給の情報を得られるようになったり便利ですよ」


 そうやってもうちょっと探索者(シーカー)の方々の脳筋具合もほぐれていって貰えると、わたしとしても嬉しいんだけど。


 ラヴュリントスのダンジョンマスター……アユムさんでしたっけ? 彼は創造主樣から、その辺りの依頼をされてる様子があるからね。

 ダンジョンが創造主樣からのメッセージというのも、何となくは想像ができる。


 そう考えると、ようやくわたしの悩みが解消されるかもしれない時代がきてるわけだよね。しかも神様の采配で!

 テンションあがっちゃうよね? ひゃっふー!


「さて、店主さんに口利きする代わりに、わたしから依頼があるんです。それをしてもらうのが、見返り――です」

「内容にもよるわよ?」

「もちろん。お二人は、ブリュード鋼窟(こうくつ)の探索は?」

「したコトあるわ」


 ブリュード鋼窟(こうくつ)は、ペルエール王国がコアの討伐を禁止しているダンジョンの一つ。

 良い鉱物が採取できる上に、それらの鉱物を用いられた武具をモンスターたちからドロップする有益な場所なので、保護されている。


 コアが倒されちゃうと、ダンジョン消えちゃうからね。

 ダンジョンからもたらされる討伐報酬よりも、ダンジョンが維持されていた方が有益とされ、コア討伐の禁止令が出てるわけです。


「あのダンジョン固有のモンスター……ブリュードッグは?」

「タイマンなら倒せる。囲まれるとやばいけどな」


 なるほど、なるほど。

 それならまったく問題ありません。


「では、お二人にブリュード鋼窟(こうくつ)へと赴いて頂きたい――というのが依頼です。ちょっと取ってきて欲しいものがあるんですよ」

「そのくらいだったら構わないけど……カルフ?」

「ああ。オレもいいぜ」

「ありがとうございます。

 ではお二人には、ブリュード鋼鉄シリーズを可能な限り各種5つずつお願いします」

「一度に持ち運ぶのは無理な量ね」

「はい。そう言われると思っていました。ですが、問題ありません」


 わたしは自分の左腕につけている、女神ミツカ・カインの腕輪を二人に見せます。


「実はこれ、一部のモノだったらラヴュリントス以外のダンジョンでも収納出来るみたいなんですよ」


 そこからブリュード魔銀(ミスリル)のナイフを取り出してみせると、二人がびっくりしたような顔をしてみせました。


「ブリュード鋼窟(こうくつ)のドロップ品が収納できるのは、見ての通り実証済みです」

「そういうコトならまぁ……」


 納得したような二人に、わたしはダメ押しとして付け加えます。


「ちなみに、わたしが欲しいのはブリュード鋼鉄製の武具シリーズです。

 運良く魔銀(ミスリル)製の武具シリーズをドロップした場合は、お二人のモノにして頂いて構いません。

 ブリュード鋼鉄シリーズの中で5つ揃ったものが多い場合、追加で報酬もお支払いしますのでよろしくお願いします」

「そういうコトならッ!」


 二人は笑顔でウッドシリーズとブロンズシリーズを売却し、急ぐようにブリュード鋼窟(こうくつ)へと向かって行きました。


 二人がお店から出ていったあと、一部始終を見ていた店主は、心底あきれ顔でわたしを見てきます。


「俺がお前さんに依頼したのは3つずつだぞ?」

「なので、わたしは3つずつしか引き取りません。残りの2つは報酬です。だから5つあるモノが多いほど報酬が増えるって言ったじゃないですか」

「つまりその残り2つを俺が買い取るコトで、金銭的な報酬ってコトになるのか……。だが、お前さんからのやつを買い取った後で買い取るから、少し値段下がるぞ?」

「別に構いませんよ? わたしにもお二人にも基本は損はないですし。

 高く売りそびれるっていうのであれば、需要と供給の話をしてあげたのに、そこに思い至らない方が悪いので。

 それでも、普段よりは高く買い取って貰えるんですから、美味しいじゃないですか」


 そう告げて、わたしは魔銀(ミスリル)のナイフをカウンターに置きます。


「そいつの買い取り額これだな」

「はい。それで構いません」


 53万ドゥースとは、さすがは魔銀(ミスリル)。なかなかの良いお値段。

 ブリュード鋼窟(こうくつ)の固有モンスター、ブリュードッグが極稀に落とす稀少品だけのことはあるよねッ!


 ちなみに、ブリュード鋼鉄のナイフの場合は5万3千ドゥース。

 今の相場だと十倍差くらい。普段が3万前後だと思うと、だいぶ値上がりしてるんだから、ここで稼がないのは商人じゃない。


「それと、ウッドシリーズとブロンズシリーズをあるだけください。

 二人の時の買い取り額に100ドゥース上乗せの額で」

「毎度。だけど、そんなにどうするんだ?」

「大口の取引があるんですよね。買い取りを早々に止めちゃってるとこだと在庫が少なくて足りなかったんです」

「ホント、タチが悪いなお前……。

 あいつら、先にお前と交渉してれば儲けられたじゃねぇか……」

「そこまで親切にする理由はありませんから。

 それに気に入ったからといって、甘やかしていては、成長はありませんので」

「気に入ったのか?」

「はい。特にコナさんは『臆病者』に足を踏み入れてくれる可能性大です」

「なるほど。なら、俺も贔屓してみるかね」


 探索者(シーカー)たちからすれば蔑称とも言える『臆病者』の称号は――だけど、商人たちの間では栄誉ある二つ名だったりする。


 何せ、リト兄たちみたいな探索者(シーカー)を示す言葉だからね。

 『正しい臆病者』であれば、むしろ商人は大歓迎。


 リト兄たちのような探索者(シーカー)が増えることは、商人からしてもありがたいもん。


 商人は全員腹黒くて、お金にガメつくて、ケチ――そんな思いこみだけで文句言ってくるようなバカばかりを相手にするのって、辟易してくるから。


「二人からブリュード鋼鉄製の武具を買い取る時、値段が高まってるっていうの、ちゃんと教えてあげてくださいね」

「もちろんよ」


 ディア姉たちが稀少なものを持ち帰ってきたせいで、一攫千金を狙ってラヴュリントスに挑む探索者(シーカー)たちは増えている。


 何せお姉ちゃんが手にしたフレイムタンの鑑定見積もり額は、150万~200万。

 それよりも稀少度が高いモノをさらに三つも手に入れてると発表されれば、欲に目が眩むのもよくわかる。


 だけど、純粋にお金を稼ぐ目的で探索したいなら、ラヴュリントスは悪手なんだよね。


 お姉ちゃんたち以外がレアドロを手に入れたって話は聞かないし。手に入れた場所が隠し部屋の宝箱。

 その隠し部屋だってフレッドさんだから見つけられたようなシロモノ。


 確かに珍しい仕掛けや、お肉。素材と称された変わったものはドロップするけれど、今のところお肉以外はあまり価値を見いだされていない。

 そうなると、レアモノ以外の価値あるものって、ウッドとブロンズの武具ばかり。

 だけどみんなディア姉たちが手に入れたレアモノの凄さを知って、必死にラヴュリントスに潜ってる。


 そのせいで、近隣の別ダンジョンに潜ってる人たちが減っちゃってるんだよね。


 近隣のダンジョンの探索により常に一定の供給があった商品の多くが品薄になっている今、ラヴュリントスを潜るよりも、近隣のダンジョンに潜って不足してる定番品を狙ってきた方が、コツコツガッポリ稼げるワケ。


「ディア姉たちみたいに、ラヴュリントスのマスターに会いたい……とかあそこでなければいけない目的があるならともかく、お金を稼ぐなら別のダンジョンの方が良いんだって気づける人がもう少し増えてくれるといいんだけど」

「ま、とりあえずコナとカルフが気づいてくれれば御の字だろ」

「そうだね」


 みんなの考え方が急に変わったりすることはない。

 こういうのはできることからコツコツとってカンジかな。


 供給が少ないなら少ないで、それを利用してお金を稼ぐ――商人なんてそんなもんだよね。


 ……とはいえ、わたしもちょっとアユムには興味がある。

 是非ともあって話をしてみたいんだけど……。


 わたしの中にある何かが、是非ともアユムには会っておけと訴えてるカンジ。


 探索は本業じゃないけど、そのカンのようなものを信じて、ちょっと探索に協力する回数増やそうかなぁ……なんて思ったりする、今日という日なのでした。

フレッド「コロナちゃんは厳しいねぇ……」

サリトス「言い返せる要素が無かったな……」


そんなワケでコロナ視点の閑話的お話でした。


次回はバドたちのチームの視点で、城内探索の予定です。

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死ななくても貧血はあるのか……これアイテム全部仲間に渡してから自殺したほうが……いやゲーム的思考だな、駄目だわそりゃ。
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