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1章7『召喚魔法、異世界転移スキル』

僕は今日、アーサに永遠の愛を約束してしまった。

なんというか、あれほどアピールをされ、可愛い1面を沢山見せてきたから、異世界に来てまだ2日目だというのに……その……なんというか……好きになってた。

俺はアーサを何としてでも守り抜くと誓った……


アーマースコーピオンの尻尾の針を30個回収し、30分くらい歩いてギルドへ向かう。

「お帰りなさいませ。アーサ様、祈様。クエスト達成の報告でしょうか?」


「うんそう♪」


「では、討伐部位の提出とギルドカードの提示をお願いします。」


そう言われて俺は、袋いっぱいのアーマースコーピオンの針(半分が黒焦げ)とギルドカードを出した。


「はい。たしかに受け取りました。こちらが報酬の銀貨10枚と買取額の銀貨2枚です。」


俺は報酬と買取額の銀貨12枚を受け取る。

カウンターのお姉さんは、ギルドカードにスタンプを押し魔法陣が浮かび上がる、達成の記録とアビリティの更新の為だ。

俺とアーサは、ギルドカードを受け取り、銀貨を2等分の6枚にして、家に帰る。

家に帰ると俺は、ギルドカードにある変化があることに気がついた。


「なあ。アーサ、魔力適性とかの経験値バーってさ、これレベルなの?」


「うん♪ そうだけど何? どうしたの?」


「いや、それなんだけどさ……魔法適正が全部カンストしてる」


魔法適性のレベルバーが黄緑色で埋め尽くされていた……しかも、火属性のバーだけ緑色で埋め尽くされている。


「え? そんな訳が……はぁっ!? ホントだ、まさかそれまだカンストじゃないんじゃないかな? 火属性のバー折れ曲がってるし」


その驚きの自体の理由はすぐにわかってしまった。それはスキル欄に二つあった【???】とは違う新しいスキルが出ていた。その正体は……


「【経験値増幅300】!? ヤバッ!! 私の持ってる【経験値増幅3】でもすごいって言われてるのに……1回の経験値を300倍とか何そのチート……」


「ほかの属性の魔法学書も買っといて正解だったな……一応全属性を完璧に使えるわけだし。」


そう俺が思っていた時、呪文のようなものが浮かんできた。


【蒼天のほむらよ 刺し穿て!! アポロ!!】


アポロ? それって北欧神話の神様だったよね? もしかしてこれアマテラスより強いんじゃないか? 呪文短いし……


「ねぇねぇダーリン♪ アレやってよ♪ アレ、召喚魔法。」


「召喚魔法?」


それって確か、闇属性の魔法の一種だったか?


「ああ、良いよ。」


召喚魔法ね〜。なんか召喚しろ、召喚しろ、召喚しろ…………

ボフッ。 そんな音がして一瞬目を閉じてしまう。目を開けるとそこには……


「……妖精さん?」


そこには一寸程の小さな妖精がちょこんと居た。


「ええと……アナタですか? 私をよびだしたのは?」


その声は、落ち着きのある声で可愛らしい喋り方。そして、空の色のように水色でくせっけ一つ内長い髪。初雪のように白い肌。小学生のような幼い風貌。髪の色よく似た、透き通るような四枚の羽。妖精が舞う度、羽から鱗粉のようなものが出てくる。その妖精が来ているのは、白色の半透明のワンピースを着ているのにその体は全く見えない不思議なものだった。手のひらに乗るそのサイズを抜けばただの美少女だった。


「では契約をしましょう。条件は私のこっちの世界の定着、要するに言うとですね……ずっとこの世界にいさせてください。僅かに感じるアナタの魔力はとてつもないものとお見受けします。」


「良いよ。それくらい余裕だろうし。」


「では契約成立ですね。契約の証として私に名前をつけてくださいませんか?」


「アーサどうする? この娘の名前。」


「むむむ……エレインでどうかな? 湖の妖精の名前なんだけど……」


あれか、アーサー王にエクスカリバーを渡したと言われている湖の乙女の名前の一つ。確か、ランスロットの母親とランスロットを育てた湖の妖精もエレインだっけか……まあ、大丈夫でしょ。まだランスロットさんに会ってないし……


「じゃあ、それにしようか。君の名前はエレインで」


「はい。承りました。どうぞエレインとお呼びください。」


テッテレーン♪ 妖精エレインが仲間になった。俺の頭の中ではそんなことを考えていた。


「ところで、私とした事が主様の名前をお伺いしてしませんでした。」


ポン。と手を叩きテヘペロをしたエレインが少し恥ずかしそうにそう聞いてきた。


「俺は巡谷祈。祈が名前で巡谷が名字ね。」


「私はアーサ=グランドナイツ。祈君のお嫁さん。」


「そうなんですか?」


エレインはどうやら身振り手振りでことを伝えるようだ。ちっちゃいからってアピールしなくてもちゃんとわかるのに……

ちなみに今は指を頬に当てて首をかしげている。


「ま、まあ、否定はしないけど、まだ結婚はしてないよ。」


「あっ! ならパパ、ママってお呼びした方がよろしいですか?」


「是非! ぜひお願いします♪」


「では、パパ♪ ママ♪ とお呼びしますね。」


事がもう俺なしで進んできてるな……俺この場にいらないんじゃないかな?

パパか……なんか少し嬉しいような……まだ15なのに30代くらいのお父さんになった気分だな。

それよりわが子 (エレイン)は、可愛いな……身振り手振り体をぶんぶん動かして。なんて言うか、微笑ましい。


「そう言えば、エレインって何が出来るの?」


「はい。私はですね。モンスター、人、物、地形をリアルタイムで調べたり、少しくらいなら光魔法が使えます。これは、パパの魔力ではなく私個人の魔力を使っているのでパパに一つもの負傷はないです。魔法で戦えるナビゲーションが増えた感じですね。」


以外て有能なんだな我が子はそう闇属性の魔法学書を見ていると、驚くべきことに気づく。

あれ? 召喚魔法で召喚出来る者の中に妖精。って言う項目がない。


「エレイン、召喚できるものの中にエレイン含む妖精の記述がないんだけど、どういうこと?」


「はい。それなら、簡単です、過去に一度も私たち妖精ピクシーをよびだした例はありません。パパが初めて妖精ピクシーを呼び出したんです。この世界では4匹の神獣が最上級と言われていますが、それは違います。私たち妖精ピクシーの方が上です。それに、私たちが上ではなく、私たちの上に天使エンジェルが、その上にゴッドがいます。ですから私は種族的に上から3番目の凄さという事です。」


エレインが、光で文字を書きながらそう説明した。きっと光魔法だろう。


「へぇ〜。エレインは凄いんだな〜。ほれ、よしよし。」


俺は人差し指でエレインの頭を撫でるとエレインは、えへへと喜びの声を出して笑ってる。可愛いな、流石は我が娘 (まあ、召喚した妖精なんだけどね)。


「エレインだけズルイ〜。私も私も♪」


と頭を突き出して撫でてもらうことを要求するアーサ。こっちは、相変わらず心は子供なんだな。

まあ、減るもんじゃないし別にいいだろう。ほれ、よしよしっと。


「ねぇ、ダーリン♪ 一緒にお風呂入ろ♪」


「ずるいです。私も一緒に入りましょう。パパ♪」


「いや、一人で入らせてよ。」


「分かった。」


アーサは、そう了承するとエレインに親指を立ててグッジョブする。

今日は何故か潔いいなとか何とか考えながら俺はキッチン兼脱衣場で服を脱ぎ、湯船に浸かろうとする。

すると、いきなり俺の体が光を発し始める。

この光は前も見たことがある。地球からアヴァロンに来た時にちょうどこんなかんじになっていた。


「うわ。なんd……」


光が消え去るとそこには俺はもういなかった。



……祈が消えるちょっと前


「さて♪ そろそろいいかな?」


「はい。大丈夫だと思います。ママ♪」


「さぁ、突入だ♪ 」


「何でしょうあれは? お風呂場がひかっていま……」


エレインが私の前から消えた。嫌な予感がした私は、まず最初に愛するダーリンに何かあったのか? と予測し、お風呂場を確認すると……


「ダーリン? どうしたの、ダーリン! 祈君? 祈君!」


そこには私が愛する祈君は……居なかった。



□□□



……はっ。どこだここ? 俺は確か……あっ、そうだお風呂に入るんだったな……

落ち着いて、今いる場所を確認する。


――何と、祈は、元の世界。地球にある祈の部屋に戻ってきていた。



脱いで裸だったはずの俺は、ちゃんとこの世界の自分の服を着ていた。それも、昨日来ていたものではなく、タンスの一番上に入っていたものだった。

訳が分からなかった。だけど、まずは今日と昨日の出来事が夢だったのかを確かめたかった。

俺は、ズボンのポケットを確認してみる。

するとそこに入っていたのは、間違いなく自分のチート能力が書いてある《白い》ギルドカードを見つけた。

確かこれも魔法具だったはずだ。白いということは、この世界又は自分に魔力があることになる。

っしゃあ。そうなれば簡単じゃんか。来い、エレイン。

そう思うと、ちゃんとエレインが出てきてくれた。


「……パパ……どこですか? ……ここは?」


「ああ、エレインには言ってなかったな。実は俺、あっちの世界、アヴァロンにとっては異世界人なんだよ。んで、ここが俺の世界、地球。してここが俺の部屋。」


「どうやらそのようです。ここのマップデータが、私の知るアヴァロンのマップには存在しません。魔力の質も少し違うようです。」


「どういう事なんだ……。確かに俺は服を脱いだし、こっちに戻りたいとも思ってないし……」


「私にもよくわかりません。」


俺とエレインは、今起こったことがどういう事なのかを会議する。

すると、俺のパソコンがテロリン♪ とメールの着信音を鳴らす。


「だれだ? ってこれ、自称神様じゃねぇか。」


件名は、「それについては、僕が話すよ。」だった。

俺とは、読めないだろうエレインのためにそのメールを読み上げる。


「申し遅れたね。僕の名前はスア。君らの世界を管理している神様。

突然の異世界転生。来てない服の着用。君のスキル欄二つハテナがあっただろ? そのスキルさ。

まず一つ目、【転生】のスキルの説明。

本来なら、自由に世界を移動できる僕が与えた権利がスキルと化したんだけど。

君はその力になれてなくて、何時何処で何処にどのくらいが全て不明で、バラバラに起こる。

あっ。僕が管理している世界は、地球とアヴァロンの二つじゃないから。

だからもしかすると、次の転移は今すぐかもしれないし、もう来ないかもしれない。そして、自分が思い浮かべた場所に必ず行けるとは限らない。

そして二つ目、【適応】のスキルの説明。

このスキルは、音声言語の同一化、一度言った世界なら、その場に適した服装にしてくれるスキル。

簡単に言えば今のように、もし学校に戻ってきたのなら制服に、というようにちゃんと世界とばしょにあった服装にしてくれるから安心して。

このスキルには、もう一つ効果があって、今君魔法が使えるだろ。それの定着、行った先の世界で、チート級のものが手に入る。

要するに、行ったことのない世界に行けば行く事君は強くなる。


あと、補足すると、このスキルらは、別に口外しても構わない。ただしちゃんと信用できる人にのみにしてね。

あともう一つ、君のスマホに能力確認アプリを追加しておいたから、それで世界別能力を確認してね。


ヨロシク。」


そう書いてあった。随分長ったらしい文章だった。



















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