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1章4『アーサちゃんとの日常』

「ねぇ、祈君。洗いあっこしよ?」


アーサからアライアッコを強いられた。アライアッコってなんだ……って、ハァ? 子供かよ。それは思春期男子と発育期の女子がやるべきではないと思うんだが……


「ねっ♪ ねっ♪」


アーサが何度も目をうるうるさせて、お願いしてくる。

いやいや、ダメだって流石に……今だって理性ギリギリをさまよってるのに、洗いあっことか理性が崩壊する。


「いや、歳を考えろ、歳を」


「まだ15だもん。だから大丈夫。」


アーサがグッジョブと親指を立てる。

全然大丈夫じゃなーーい! ダメだぜ絶対ダメだ。


「ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪ねっ♪」


「ああもう、うるさいうるさい。分かったから」


「本当?」


「ああ。」


仕方ないんだ。アーサは、心は子供体は大人だから。仕方ない仕方ない……ああ今絶対顔がにやけてるよ顔絶対赤いよ。


「ほら、来て。ほら座って。」


「ハイハイ」


俺は椅子に座るとアーサは、スポンジに泡を立てて花歌を歌っている。

アーサは、まず俺の背中を洗って、その次に後ろから抱え込むように肩と胸、お腹を洗い……チョッ、当たってる当たってる。背中からでもわかるアーサの胸の豊かさ。

ゴクリ。僕は息を飲み理性が壊れないのを願う。


「むむむ。こっちからじゃ洗いずらいなー。祈君。前行っていい?」


「えっ? ダメダメ。絶対来んなよ。」


「分かった。仕方ない。」


アーサは、立ち上がり俺の首に胸を押し付けるようにして抱きつく姿をとる。

アーサの微かな吐息と胸の鼓動が凄く近く感じる。

んぁっ! あっ……ダメ理性が吹っ飛ぶ……

この文読んでる人? この喘ぎ声は超絶イケメンのものです。だから興奮せんでよろしい。


「次、私洗って♪」


ああ、ここからが本題か……

まずは背中を洗ってと……んな、どうした? どうした急に?


「……ぁっ……ぁぁん……」


ちょっと待ったァ! まだ背中だぞ。これはやばい自主規制させてもらう




□□□見せられないよ□□□




「……んん。祈君大胆。上手だった。」


アーサがそうハアハアと息を荒らげながらそう言った。

はっきりいってモンの凄く疲れた。……柔らかかったな……もうお嫁にイケナイ


「さて上がるか。」


「うん♪ 拭いて?」


「自分で拭け。」


そう言うと不満げだけど仄かに満足げな顔を浮かべてたけれど自分で拭いてくれた。


「あっ。服がない……」


「大丈夫♪ 用意しといたよ♪」


アーサがなにか企んでるような顔をしていたけれどまあ気にしないことにしておいた。


「ああ……これか。ありがとな。」


そう言って俺はアーサの髪をわしゃわしゃと撫でてあげると、顔を仄かに赤らめてえへへっと言っていた。まじ可愛い。

俺は、用意された服を着てダイニングの椅子に座った。

服のデザインはどこかファンシーで可愛らしいものだった。ずぼんもそれ同列のステテコのようなものだった。なんか胸周りが大きいな……


「さて、夜ご飯にしようか♪」


アーサは、ワイシャツ1枚に、短パンのようなものを履いていて、もはやワイシャツしか見えないし、その大きな胸がワイシャツに食いついていてエロい。


「ああ、手伝うよ。」


「そう♪ ありがと♪」


アーサと俺は、冷蔵庫のようなもの(アーサによると魔法具なのだとか)の中に入っていた、夜ご飯をダイニングに並べる


「さて、準備できたかな♪ じゃあ食べようか♪」


「「頂きます」」


テーブルの上に並べられていたのは、これは見たことがある、確かヨーロッパの郷土料理だったはず。

それをナイフフォークスプーンをつかって口に運ぶ。


「どう♪ 美味しい?」


「ああ、とっても美味しいよ。料理上手いんだな。」


そう言うとアーサは、顔をバフンと破裂するように赤くした。面白いな。


「祈君。祈君のいた世界の話をしてよ♪」


「ああ、そうだったな。ええと、僕のいた世界は、地球って言うんだ。」


「地球?」


「そう。僕らの世界はここのように穏やかな世界だ。今はな。少し前までは国対国で戦争っていう殺し合いをしていたんだ。

僕らは、魔法が使えない代わりに知力による武力を身につけた。例えば戦車っていう大砲兵器。鉄砲っていう弓よりも高火力で飛躍力も高い遠距離型小型武器。でも、僕らの知力は戦後も発展し続けた。インターネットっていう、環境下にある場合なら誰とでも会話ができるようになる電子機器。とにかく僕らの知力はとどまるところを知らず。アーサ、空を飛んでこの星の全貌を眺めたことがあるか?」


俺は、会話だということを思い出しアーサに質問をしてみる。


「ない。例え風魔法をカンストした人がいたとしても無理だという話を聞いたことがあるよ。」


「それを、実現させた天才が沢山いたんだ。知りたいことを知り尽くすため。新規開拓をするためにな。」


「凄いんだね♪ 私も空の先へ行って見たいなー。」


アーサは、沢山のそれも信じられない話をたくさん聞いた。まるでおとぎ話のような夢に満ちたお話だった。


「は〜ぁ。お腹いっぱいだ。美味しかったよご馳走様アーサ。」


「うんありがと♪ お粗末さまでした。」


食器を洗うくらいなら俺もできるので、アーサは休んでいなと言って食器を洗った。

すべて洗い終えてリビングに行ってみるとアーサがもうソファーに寝転がって寝ていた。


「やれやれ。」


よっこいしょっと声を出しアーサをアーサの部屋のベッドに寝かせる


「おやすみ。アーサ」


アーサにおやすみを告げさてと俺もソファーで寝るかな、とか思って立ち上がろうとすると、アーサが俺の服の袖を引っ張って少し不機嫌そうな顔を浮かべる。


「ああ、分かったよ、一緒に寝ればいいんだろ。」


俺は溜息をつきアーサのベッドに寝た。

今日は色々あったな。アーサに出会えてよかったと心の底から思った。



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