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1出会いの奇跡

はじめまして、こんにちは!

紅城南と申します♪

1年前位から書きたいなーと思っていたので、

書けて嬉しいです!!

暇潰しに読んでくださいね☀

時は戦国時代。

戦の真っ最中ー…。

「はぁっ…はぁっ…」

千は必死に走っていた。

そう。敵に追われているのだ。

「はぁっ…はぁっ…。きゃあっ!!」

どさっ

(まずい!転んでしまった!もう追っ手が後ろに見える…。

無念。私もここまでですか…。)

千が目を瞑った瞬間。

がさっ

側にあった茂みが揺れたと思ったら

もうそこには千の姿は無かった。

「?!だっ誰?!」

「しーっ。静かにしないと追っ手にバレちまうぜ。」

「あ、あなたは…?」

「某〈それがし〉か?某の名は海条。

海条 道念〔かいじょう どうねん〕だ。」

「海条様…?!」

千が驚くのも無理はない。なぜならー…

この戦は海条家と仁世〔ひとせ〕家…千の家の戦なのだ。

両家は犬猿の仲である。だから些細なことでよく

戦がおこってしまう。だか、今回の戦はただ事ではない。

海条家の土地である所を仁世家の4、5才の子供たちが

勝手に入ってしまった事に対して海条家の殿様、

そして道念の父である海条 道玄〔かいじょう どうげん〕が

その子供たちを斬りつけてしまったのである。

そのため普段は温厚である仁世家の殿様、

そして千の父である仁世 和村〔ひとせ かずむら〕 が

激怒し、この戦が始まった。

「それはそうとお前大丈夫か?怪我はねぇか?」

「そんなことよりも海条の殿様の息子とあろうものが

敵国の私なぞ、助けてしまっても

よろしいのでございましょうか?」

「某は…父上のやり方には納得いってねぇんだ。」

(道念様…とても真剣な顔…)

「某はもっと民に優しくありたい。父上は気に入らない者は全て切り捨てる。勝手すぎるんだ。あんな奴…!」

道念のほほに一筋の光が走った。

「おっ…と…すまん。」

道念は千から目を背けた。

「っ…?」

千は無意識に道念の頭を撫でていた。

「…あっ!申し訳ありません、つい…。」

千のほほにも一筋の光が走った。

「?!だ、大丈夫か?!某のせいか?」

「いえ…。こんなに…辛い思いをされていたのですね…。

…でも、謀反はだめです。話し合って…みてください。」

「無理だ!話し合おうと何度も…何度も何度も何度も!

某だって努力した。でももうダメなん…」

がばっ

「?!」

千は無意識に道念を引っ張り抱いていた。

「ダメじゃない!あなたは出きる!

私は…見ていましたよ?私の父上も…。

海条の息子は心があるなとおっしゃられていましたのよ?」

「父上…?そういえばお前さっき敵国の私、

といっていたな。お前は一体…?」

「申し遅れました。私の名は千。仁世家の長女にございます。」

「そうか…。某…お前の事が好きだ!

海条家に来てくれねぇか?」

「ええ、良いですわよ。と言っても戦の中。

この戦を終わらせて、道玄様を納得させなければ…。」

「ははっ…こんな戦なんて某のてにかかれば

ちょちょいのちょいだぜ!

待ってな、お千!今助けてやっから!」

(道念様…元気になられて良かった…。)


…ー続くー…

この天然ドジなお千と天然バカな道念の急な婚約。

厳しい道玄をくぐり抜けられるのか?

次回お楽しみに

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