操り人形 《パペット》
私はパペット
操られてる
恋の呪縛から逃れられない
貴方は魔術師のように
透明の糸で私の身体を自由に操る
自分の意思に逆らって手足が上下する
辛いことが聞こえ耳を塞ごうと思っても
目をつむろうと思っても
それは無駄なこと
いつしかステップを踏み
楽しそうに踊らされている
私はパペット
操られてる
今日こそはあのハサミで糸を切ろう
そして恋の呪縛から解放されるの
そう決心しハサミを握る
だけどやはりそれは無駄なこと
幾度となく糸を切ろうと思ったけれど
そのたびに貴方は糸を引く
今度は何を踊らされるの
ワルツ、タンゴ、それともサンバ
だけどほんとうは怖いの
踊れなくなる時が来るのが
いつか糸が全て切れ
横たわったまま動かなくなるパペットを見るのが
今日も踊り続ける
貴方の好きな曲で