死亡フラグが見える俺は異世界で勇者のお守り役!!
最新エピソード掲載日:2026/02/04
「絶対、大丈夫だよっ!」
金髪の美少女が、笑顔でそう言った。
その瞬間、俺の目の前に**ピコン!**と浮かび上がるポップアップ。
【死亡フラグ:発生】
内容:「絶対大丈夫」→10秒後、毒針にて即死予定
「バカかーーーーーッ!!」
俺は思わず叫びながら、勇者の首根っこを掴んで地面にダイブした。
直後、さっきまで彼女が立っていた場所に、**ギュンッ!**という音とともに毒矢が突き刺さる。
「え? 何? 地面と仲良くなりたいの?」
「違う! お前が死にたがりすぎるだけだ!」
俺の名前は——佐々木悠人(ささき・ゆうと)。
気がつけば異世界に転生していて、なぜか勇者パーティのお供として旅に同行することになった。
だが問題は……。
「わたし、絶対に帰ってきてみせるから!」
【死亡フラグ:継続中】
備考:勇者が帰ってきた試しはありません
この女勇者・シェラが、とにかく死亡フラグを立てまくることだ。
ちなみに仲間はまだいる。
「やれやれ、若いもんは元気だなあ……。腰が痛ぇ……」
背中を丸めた**中年僧侶・グウェル(42)**は、もはや魔法より湿布が必要な年齢だし。
「この任務が終わったら、私……結婚相談所に行くの」
突然そんなことを言い出す**女戦士・シイサ(29)**は、そろそろ戦うより“安定”を求めている年齢である。
【死亡フラグ:追加発生】
内容:「この任務が終わったら~」は定番中の定番です
「いやもう俺の頭おかしくなるわ!!」
そう、俺には見えるんだ。
他人の頭に浮かぶ「死亡フラグ」が。
それなのに、こいつらは毎回毎回、フラグを立てては全力で突っ込んでいく。
そんな彼らを止めるのが、俺の役目。
これは、
死亡フラグ製造機×3人のパーティに振り回されながら、
**地味で報われない“フラグ回避役”**として戦う、俺の物語だ。