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【休載中 三度目の挫折orz】ペルセポネの義弟 〜神々の日常奮闘記〜

作者:ScaryMons
 天界の最高神ゼウスは遊びたかった。
自分の代わりに神の裁きを一手に担い、天界の秩序を守る"全自動・神の裁き機"を熱望した。
彼はゼンマイ仕掛けで動いていた時代遅れの"機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナ"を追放すると、代わりに、死後の世界から人間のITエンジニアを天界へ迎え入れた。

 その名はプリマチュチュ。
大手IT企業の創始者で、知恵の実をかじり尽くした芯を自社製品のロゴマークにしているような信心深い男だった。
知恵の実をかじって天界を追放された人間が、それを自虐ネタにしていた逞しさに関心を持ったゼウスは、彼に絶対の信頼をおいて天界の全技術を与える事にした。

 ゼウスが求めた"全自動・神の裁き機"の性能は、天界に相応しくない者の神の力を弱体化させ、人間界へ追放する事。
相応しくない者の定義は曖昧だったが、真面目なプリマチュチュはこれを真摯に受け止めた。
彼は4日でこれを製作すると、その3日後にはゼウスがプリマチュチュと"全自動・神の裁き機"を披露する為に、全ての神々を集めた発表会を催した。

 注目の中、その場でプリマチュチュが"全自動・神の裁き機"を起動させると、まるで床が抜けたように、その場にいた全ての神々が天界を追放された。
彼が設定した天界に相応しい者の定義は、心の清らかな者だった。
機械仕掛けの神デウスエクスマキナの後任となってから7日目。
プリマチュチュは天界の王座で、絶望しながら言った━━


「天界に神などいなかった」


 時を同じくして、春を迎えた日本に1人の神が堕とされた。
彼女は冥府の女王ペルセポネ。
この国の言語を理解できなかったペルセポネは"全自動・神の裁き機"によって、ほとんど消えてしまっていた神の力を振り絞り、通訳兼世話係として、あの世からこの国の人間を1人蘇らせたのだった。

━━これから始まる神々の日常奮闘記。
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