プロローグ~(前編)
8月1日 天気:ムカつくほど快晴 春陽が今にもしおれて枯れそうです。
こんにちは。これからしばらく小説を書いてみることにしました。
僕のページにやってきてくださり、本当にありがとうございます。
感想、コメントをお待ちしています。
この前書きと後書きを使って僕が二人の観察日記を書いていくのでぜひそこも読んでもらえたら嬉しいです
カーテンの隙間から一筋の光が俺の両目をピンポイントで捉えたことで目が覚める。何時か確認しようとベッドに目をやると、乱雑に置かれたスマホとニンテンドースイッチに、申し訳程度に数冊本が上に積み重なっている(まあそれも全部すこ〜〜しエロイラノベなんだけどな、少しだよ、少し)。別にこの光景を情けないなんて思わないし、そんなこと考える暇があるなら眠りにつきたい。俺は細い体を重そうに動かしながら時計を確認する。
「げっ・・」
午後2時。予想はしていたがここまでとは。この睡眠の質の良さは俺の才能なんじゃないか?なんてことを考えながらTシャツ1枚に半ズボンで自室からリビングへと降りる。
「おはよ〜・・っす」
「おはよう。あんた何時だと思ってんの?」
この文面だけでイライラしているのがわかるこのお方が俺の母親である。もうこの会話をうまくあしらうことが俺の一日のモーニングルーティンであるには違いない。
「今は・・・王様のブランチが始まったぐらい?」
「今さっき終わったところよ。午後2時。あなた宿題はやったの?夜いつ見てもあんたの部屋だけ電気付いてるよ。流石に午前1時くらいには寝なさいよ」
ごもっとも。言い返す言葉なんて思い浮かびはしない。今頃同じ悩みをもつ母たちから拍手喝采スタンディングオベーションが起きているだろう、だが俺は思春期真っ只中の1高校生。イラつきはする。しかも今は寝起きというデバフ付き。
「はいはい。明日からそうするよ」
「それ何回聞いたと思ってるの。あんた、しばらく外にも出てないでしょ」
「母よ。イライラしているとはいえ息子を殺すなんてことを言ってはいけないんやで」
「誰が殺すなんて言ったのよ。だからあんたに買い物命令をだすから」
「誰が行くか」
「行け」
「誰が」
「行け」
・・・・「はい」
そう、俺は思春期真っ只中の高校一年生。親に逆らう術など存在しないのである。
世間は蝉が駆け回る8月1日。高校生は夏休みに突入し、いまごろウェイ系どもは遊びに行ったり部活に励んでいるのだろう。でも俺は趣味なし部活なし一日のゲーム時間、youtubeの視聴時間は平均13時間。いわゆる自堕落高校生だ。でも俺はこんな人生でも焦りなんてないし、満足していた。友達なんていなくても別にいい。どうせもう人と関わりたくなんてないし。そんな痛い独り言を頭の中で駆け巡らせながら俺は久しぶりに外に顔を出す。そして、ここから俺の日常は変化していくのをこのときの俺はまだ知らない。
「私と付き合ってくれないかな?」
え?
主人公の性格や生き方を中心的に描いてみましたが、どうだったでしょうか?春陽のような方はこの世の中はとても増えていると思います。実際趣味がない人は昔より多いと思います。この主人公は今の僕をイメージして書いています。ぼくも趣味などは持っておらず、部活も入っていないので、僕も彼と同じ自堕落高校生の一人です。これから彼がどのように変わり、どう生きていくのか、今からとても楽しみになりました。これからも自由気ままに投稿していきたいと思いますので、どうかよろしくおねがいします。