第1話「異世界はテンプレばかり?」
生きるには金が必要。
てっとり早く作るならやっぱり何かを売った方がはやいですよね。
私は森の中を見渡すとあるモノを見てガッツポーズをするとこう叫んだ。
「異世界キターーッ!!」
何故私がこんなにハイテンションなのか?
それはココが異世界モノで定番の始まりの森(仮)だから!
異世界モノ、特に転移モノで主人公達が最初に転移したあの森!
そりゃ主人公達が転移した森とは違うけど、
冒険の始まりが森、始まりの森ということに価値があるもんなんです!ここ重要!!
そしてココが異世界である証拠の謎の植物!!
異世界モノの主人公が自分が本当に異世界へ来たのか分からない…だが
謎の植物を見るとあら不思議!
そうか…ここは本当に異世界なのか…
だから分かるのです……
ココが異世界だと!
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ふぅ…やっと落ち着いた
念願の異世界に興奮しすぎちゃったなぁ。
よし、気を取り直してあの言葉を…!
私の異世界での第二声はこう!
フフフ……!
「……ステータスオープン!」
……………。
「………………あれ?」
「ステータスオープンッ!」
「……う…」
ステータスが開かない……
「まじですか~」
異世界で言いたいことランキング第3位『ステータスオープン』が撃沈だなんて…
まぁそれは仕方ない、
そういう異世界だってあるしね……はぁ…
……よし!気を取り直して……
「そういえば……」
神様(?)が転生させるって言ってたけどそれしか分からない、
髪の毛は黒、これが稀な色だったり邪悪なイメージの国があれば嬉しいんだけどな~
次は耳を触る…うん、猫耳じゃないし尖ってない。
もしかしてそっち系だったり!?スカートに手を…
大丈夫でした……何がって?……
「あれ?服そのまま?」
嬉しいことのありすぎでハイになってて気づかなかったけど、
服装がそのままになってる……
……ということは?
「売れる!!」
神様!テンプレ分かってるぅ~!
まだ確定ではないけど、
もしこの世界がよくあるヨーロッパの中世の時代だったら高く売れるハズ!!
「容姿なんかよりまずは街!街を探さなくちゃ!」
こうして私は転移モノでよくある森、
始まりの森からようやく動き出す。
現代の服を売る為に!
力の確認が出来ないと分かれば金の確認……現金だな。
異世界では現代の制服軽装だし、目立つと思う。
けど、それが原動力てどうなんだろ?
書いていて咲空はやっぱ残念だな…と思う今日この頃。
え?書いたの作者だろって?
ちょっと言ってることが分かりませn(殴