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第14話 ちょっと魔王の迷宮へ。

 今週の土日は、他の皆が、訓練がいよいよ激しくなってきて、自分みたいに動けないほどじゃないが、体が痛むってことで、完全休養になった。



 俺も、来週から自分で考えて修行する予定だし、召喚魔法についても知識をつけなきゃいけないからといいわけして、だらだらと過ごす。たまには良いでしょ。



 また、訓練の日々が始まる。セレさんに教わりなんとなく、武闘家と忍者の融合はイメージ出来た。次はそれと、召喚魔術師との融合だ。



 俺は、研究室に向かう。そして、書架で、本を探す。あったぞ。俺は、「召喚魔法精霊の章」

 と書かれた本を持って、テーブルに行き、開く。


 えっと、まずは。ページをめくり、土の精霊のページを開く。あったぞ。まずは、ノーム。土の精霊。元々いたずら好きな精霊。足元の土や砂を消して落とし穴を作ったり、土や、砂の壁を作り防御したりできる。けっこう地味だな。



 さて、ベヒモスは?。ノノが騒ぎ出す。


「主殿、直接聞いてくれ。」


 とりあえず、無視して本を捲る。土の精霊王。大地を震わす程の力を持ち、その力で周辺大地の姿も変える。直接的な防御にも優れ、その巨体でほとんどの攻撃を防ぐ。


 なるほど。ようするに地震おこしたり出来ると、そして、防御ね。だって、ノノ。


「だから、直接聞けば良いのだ、主殿。」


 さて、次は


「おい❗。」




 火の精霊サラマンダー。火を操り敵を攻撃する。その攻撃力は、精霊有数。


 そして、火の精霊王イフリートは。数々の精霊召喚魔術師に召喚された、中心的な精霊王。イフリートの繰り出す。炎の嵐は、あらゆる物を焼き尽くす。さすがに、書かれ方も派手だな。




 次は、風の精霊シルフ。彼女の起こす風は、そよ風から突風さらには、風の刃まで。あらゆる風を起こす。防御にも、攻撃にも万能。


 風の精霊王ジン。絶対的暴力的な暴風で、相手を斬り刻み、窒息もさせる。そして、あらゆる攻撃はその厚い防壁に遮られる。



 最後は、彼女の体は、癒しとなり、水流は敵を吹き飛ばし、また守備としても、飛び道具などの勢いを殺す。



 そして、俺は使えないけど、水の精霊王クラーケン。その膨大な量の水は、相手を圧殺し、また、中に閉じこめ、捕らえることも、また、窒息させるも自由自在。また、再生の水となる。



 だいたい召喚した時の使い道はわかったけど、他の使い方あるのかな?俺は、再び立ち上がり、書架を探す。


 おっ、これ面白そう。「召喚魔術師精霊王を従えた男たち。」



 何々、精霊を従えた召喚魔術師として、1番で名前があがるのは、「精霊の導き手」であろう。四大精霊王を従え、勇者バンと共に世に君臨した魔王を倒した。四大精霊王全て従えていたのか、凄いなー。俺も、エロ精霊王筆頭に、三体従えているけどね。


「エロ精霊王とは、誰か?。」


 お前だ、お前。フミカちゃんの胸で遊びやがって。まあ、そのおかげでってそんな事考えている場合じゃない❗。



 他の召喚魔術師はっと、気になるページがあり、ページを捲るのをやめ、読む。「大炎の剣を振るった英雄ゾッド。」召喚魔術師ではないが、火の精霊王イフリートを宿した剣を振るい数々の魔物を倒した英雄。最後は、炎に焼かれ消滅した。


 えっ、こわっ。でも、精霊王の力宿すことできるのか?。そして、最後は燃えるのか?。すると、ノノが


「主殿、こいつは、イフリートのを封じ込めた剣を使い続けたから、体の精霊バランスが崩れて、死んだのだ。普通はそんな事は、ないぞ。」


「それじゃ、体とか、武器に一時的に宿らせる事は可能?。」


「うむ、可能じゃな。」



 よっしゃ。これで戦い方の目処がたった。忍者の特殊スキル影、そしてスピードを持ち、武闘家の気と身体能力を持つ召喚魔術師が、精霊王を宿した拳で敵を殴る。


 さて、では、訓練開始だ。苦手な忍者スキルも磨かないといけないしな。俺は、召喚魔術の練習をした、島に渡ると、訓練を開始した。





 そして、あっという間に土曜。今週はだいぶ良い感じになってきた。さて、ビーチ、ビーチ。



 俺は準備を済ませ船に向かおうとフミカちゃんと歩いていると、途中の武道場から、声が聞こえてきた。なんだろ?。


「ダイ先輩、やっぱり強いですね。勝てないっす。」


「だけど、模擬刀だからってのもあるぜ。」



 どうやら、ダイ達数人が、模擬戦をしていたようだ。俺は、ダイに声をかける。


「ダイ、もうすぐ出発するぞ。」


「おう。そうだ。ガクも一回戦わない。」


「えっ、俺、召喚魔術師だぜ。」


「わかった。気を使わないから、一回だけ。」


「わかった、いいぜ。」



 正直自分がどのくらいなのか試してみたい気もしていたのだ。さて、どういう言い訳するかな?すると、ノノが、


「主殿、昔精霊を宿して戦う召喚魔術師がおったぞ。足にシルフを宿し、スピードを上げ、体にノームを宿し、防御力を上げ、拳にサラマンダーを宿し、攻撃力を上げた男が。」


 ノノ、ナイスアイデア。さっそく使わせていただきます。



「ダイ。俺の戦い方言っとくぞ。俺は、精霊を宿して戦う召喚魔術師だ。。足にシルフを宿し、スピードを上げ、体にノームを宿し、防御力を上げ、拳にサラマンダーを宿し、攻撃力を上げている。遠慮なくかかってこいよ。」


「オッケー。じゃ、いくぞ。」



 ダイが、構える。意外と本気だぞ。さて、ダイが打ち込んでくる。俺は、拳を受け止める。遅い、遅いぞダイ。さて、俺はダイの腕をとって小手返しで投げる、回転しつつ、前方でなく、斜め下に。ダイは、慌てて、気を集め極めている手を攻撃する。俺は、手を離すと後方に飛ぶ。ダイが、滑っていきながら立ち上がる。


「おいおい。気は使わないじゃなかったか。」


「いやいや、ガクがそんなに強いと思ってなかったからさ、わりぃ本気出すわ。しかし、ぞくぞくしてきたぜ。」


 ダイの目がギラギラと輝き、獲物を見つけた野生動物のように舌なめずりをする。


 俺は、手を後ろに組んだ後、左手のみ前に出し手のひらを上に向け、指4本を2回手前に動かす。


「かかって来なさい。」


「ガク❗。このやろう❗。」





「ま、まいった❗。」


 ダイが、床に倒れる。


「いや、強えーなガク。」


「俺は、身体強化終わってるし、来週になったらわかんないぞ。」



 正直武闘家として単独なら、ダイの方が上だろう。忍者特有の気の動きの読み、そして、優れた観察眼で先読みしていたからこその圧勝だったが、来週になってダイの身体能力が上がったら、まあ辛勝ぐらいになるだろう。



 と、俺はざわざわとした不快な視線を感じまわりを見回す。いるのは、フミカちゃん、リンカちゃん、そして、カヅキ、ゴウシに、シロウにチハヤ位だ。なんだったんだ今の?。気のせいかな?。






 砂浜に立つ。青い海、青い空、そして白い砂浜。これて良かった~。前回は動けず、皆を見てるだけだった。今日は、遊ぶぞ、遊びまくるぞ。



「だーれだ♥️?。」


「う~ん?。ガク先輩♥️?。」


「正解♥️。」




「なんだあれ?。ついにガクおかしくなったか?。」




 俺は、ここぞとばかり遊ぶ。フミカちゃんと、追いかけっこしたり、ビーチバレー、泳ぎ、そして、スイカ割、花火など。うん、張り切り過ぎた。疲れた~。






 そして、再び、月曜日。実戦練習前の最後の週をむかえた。俺は、宮殿を出ると、ギルドに向かった。そして、受付に行く。



「すみません、[魔王の迷宮]のマッピングされたマップって売ってます?。」


「はい、10階層までですが、売ってますよ。」



 俺は、[魔王の迷宮]のマップを手に、迷宮に向かう。そう、実戦訓練は来週からだが、自分の力を試すために、入ってみることにしたのだ。しかし、もしもの時とかどうしよう?。すると、ノノが、


「主殿、我が力で、地上と洞窟内をゲートで、結ぶことできるぞ。」



 おお、便利だ。それなら、冒険途中でやめても、途中から再開できるな。マップを開き迷宮に入る。結構冒険者多いぞ。俺は、影を使って、気配を消しつつ、マップを使い下に下に向かう。下に向かうほど冒険者は少なくなり、ちょうど10階層で、一日目時間切れ。俺は、ベヒモスを召喚すると、ゲートを繋ぎ地上へ戻る。



 そして、翌日、ゲートに入り、10階層に戻る。ここからは、マップがない。少しずつ進み、マッピングをしていく。探索者としての優れた観察眼も活用して、トラップを発見しながら進む。結構複雑な迷宮だ。1階層進むのに結構時間をとられる。途中ベヒモスの能力で、周囲を完全に岩で囲った、休憩室を作りゆっくり昼休憩をはさんで進む。敵がそれほど強くないので、進めるけど、進みが悪い。3階層ほどで、時間切れまた、ゲートを繋ぎ外に出る。



 そして、翌日13階層に戻る。ここまで来ると、少し敵も強くなってくる。少し知性のありそうな敵も加わり、いい練習になる。名前は、わかんないけど。



 15階層に到達し、進んでいると、突き当たりに、大きな扉がある部屋があった。これは、そうだ。ボス戦ってやつだろう。どうするか?。しかし、まだ時間あるし、俺は、扉を開けて中を覗く。遠くに舞台のように盛り上がっている場所があり、壇上の椅子に誰かが座っている。



 俺は、中に入ると手近な壁にゲートを作るとそちらに向かう。



「はっはっは。良くきたな。我こそは、不死なる者。バンパイア、アルキース様だ。愚かな冒険者よ。覚悟するがよい。」


 と言って、高く舞い上がる。俺は、サラマンダーを召喚し、炎を放つ。アルキースは、無数のコウモリとなり炎をかわす。そして、再び元の姿に戻ると、襲いかかってくる。確かに身体能力は凄いな。パワーもスピードもある。


 けど、俺は、スキル影を使い、幻惑する、そして、背後にまわると、飛び出し、突きをアルキースの背中にくり出す。しまった❗。



 俺の手は、アルキースを貫き胸からつき出された。うえっ感触が気持ち悪い。俺は、手を抜く。


「ぐちゃああ。」



 うえっ。引き抜くとアルキースは、倒れ灰になった。15階層のボスで、この程度か、だとすると、魔王って、何階層にいるんだ?。気が遠くなる。俺は、灰の中から、光る石を拾うと袋にしまう。


 これは、魔石と言って、魔物の核になっているものだ。そうだ。これをギルドに持っていくと、依頼達成の証明になったり、買ってくれたりするそうだ。魔石は、武器や、防具の強化。また、薬や、アクセサリーとしても使われるそうだ。




 さて、まだちょっと時間あるな。16階層に向かう。そして、ゲートを開き戻る。



 そして、また翌日。後2日か。俺は、進めるだけ進んだ。敵が結構強く2日で20階層のボスの扉の前まで到達したが、そこまでにして、ゲートを開き戻った。

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