⑴読めないし、書けない。
この物語(?)はもしかしたら障害があるかもしれなーいっていう僕が妄想半分で書いたお話です。
嘘も混じっているかもしれません…が、頑張って書いているつもりなのでそこら辺はなんとなぁくで受け止めてくれると助かります。
ぼくらはみんな、何かしらの「欠点」がある。
その「欠点」が、時にぼくらを苦しめている。
僕は生まれた頃から読み書きができない──所謂、ディスレクシア(読み書き障害)という障害を持つ人である。
漢字はもちろん、カタカナだって未だによく読めない。その上、文字が歪んで見えるため、ひらがなも目を凝らして見ないとわからないのである。
目が見えるだけいいじゃん!と思う人だっているとは思う。だが、それはみんなが文字を「普通」に見ているからであって、僕は普通には見えないのである。それに…書くことだって難しいのだ。
みんなが普通に書いている文字は僕には読めないし、書くことも出来ない。
それがわからない先生(知らない先生)がテストなどで僕のことを注意してくるのである。
「なんでこんな簡単な問題も書けないのですか」
「音読も出来ないのですか?文字くらい読めるでしょう」
と。
読めなければ音読もテストも理解ができない。
書けなければノートも取れない。
簡単に言えば─…そうだな、例えばみんな、突然ロシア語を読め、書けと言われたって、そう簡単には読めないし書けないだろう?それと似たようなものなのだ。
今現在日本でもそういった障害を持った人は結構いる。
だからこそ知ってもらいたい。そういう人もいるんだって言うことを。みんながみんな、文字を読んだり書くことが出来るとは限らないって言うことを…。