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ロリコン兄貴

コロナと私が婚約者だと決まってから1年ほどが経ちました。


あの日を境に毎週絶対に2回ほどくるようになったコロナ。そのたびにあぁ、婚約を結んでしまったのね、と思う。




どうしたものか…あぁぁぁぁ!!!嫌だ嫌たぁぁぉ。確かにカッコイイけど!?イケメンだけど!??私の悪役じゃん!?いい人になるったってフラグ……死亡フラグが立つのは明らかじゃん!!





死にたくねぇよ!?やだやだやだぉぁぁぁ!!


「うぅ………複雑だわ……。」




「何が複雑なんだ?」




「ふごっ!?……へ、ぁ…兄様!?何故ここに?ガルパン大国にいるんじゃ」



声をかけられたかと思うと後ろ聞いたのは今の私ことアクイラの兄のヒドルス・ギルザード。

髪は私と同じハニーベージュ色で…そう、私も実はハニーベージュ色なんですよね。


言ってませんでしたね…そんでもって目は兄様は深紫色で私は普通よりちょっと明るい赤紫の目。



不思議だよねぇ、二次元だからかなぁぁぉ???ま、ほんとに2次元かのかなんて、わかんないしぃー?!!



それにしても、急に声をかけられてびっくりして変な声を出してしまった。恥ずかしい。、



「ふごってなんだいw……いやぁね、久しぶりに家に帰ったらどうだとガルパン大国の王に帰りなさいと言われてね?あぁ…久しぶりだね。約一年ぶりかい?」




背も伸びたし綺麗になったと言われて頭を撫でられた。あ…気持ちいい……じゃなくて!!

兄様、顔がにやけています。とてつもなく鼻の下が伸びております。




この私の兄、ヒドルス・ギルザードはとてもイケメンなのだ、性格も、顔は爽やかで…そう、爽やか系の細マッチョイケメンなのだ……うん、そこはいい、全然いいのだ。だが!?一つ問題なのは…………………脅威のロリコンだということなんだ。





見事に……いや怖いくらいに妹である私に執着しているのだ。うん。気持ち悪いくらいに…



私が今どんな状況なのか当てられますか!???無理っすよね、知ってます。うん、知ってる。






「に、兄様下ろしてください!?」



「ははっほんとに可愛いよアクイラ…誰にも負けないくらいにな!?可愛くて美しくてそれでもって……」





「ぁぁぁぁぁぉ!!!わかりました!分かりましたから!!とりあえず離してください!?!?」




どうしてもかい?と子犬のような目で見られたけれどどうしてもです。と強調してやった。

いやーね、イケメンだよ。うん、でも……でもぉぉ!?いやすみません、いい思いしかしてませんw

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