表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

幼い






「このクマ、君に似合うよアクイラ………あぁこの服も……ネックレスも!」



楽しそうにお店を回っては何やら引っ張りだし私に似合うだとか言って買おうとするパンセを何度止めたことか……




なんだろうか、今日のパンセは凄く……うん、はしゃぐ子供みたい…いつもみたいに生意気じゃないし。



まぁ、悪くは無いんだけど、すごく嬉しそうに服やアクセサリーを見せられ、どれがいい?などと聞かれると調子が狂う。




「…はぁ」



「ん?どーした?アクイラ」




「えっ、あ…何でもない、!」



気づかれないようにしたつもりがバレてしまった…

あまりにも心配そうに見てくるので思わず笑ってしまった。




「……僕の顔になにかついてるの?」




「ふふ、そうじゃないの、気にしないで……?」





「ならいいんだけど…………あっ、アクイラ!このピアスなんてどう??」



ピアス?見せられたものを見てみれば黄緑色のとても綺麗な色をした涙の形?のようなピアスだった。




「わぁっ、綺麗………」



「よし、これを買おう!!」




「えっ!?いやいいよ、そんなの悪いから!!」




焦って止めようとすると買わせて?と首をかしげてるお願いされた……あぁもうっ!!イケメンなんだよ!!なんでだよ!!!



イケメンにそんなことをオネダリされたら断れるわけもなく…



「…ぅ…………お願いします…」



「あぁ、任せて!!」




嬉しそうに待っててと言い微笑みながらレジの方に走っていくパンセの後ろ姿を見つめる。


なんか、悪くもないね、楽しい………まぁこれから先、変なの似合うんだろうなぁ……


そう言えば、学園で正義のヒーロー的な感じで頑張るんだっけ……パンセに言ったらきっと馬鹿なの?って真顔で言われるだろうなぁ




なんて苦笑いしていると不意に後ろから声が出ないよう口に布のようなものが押し当てられる



「んんっ!?…んー!!!」




そして引きづられるようにくらい場所へ奥へ奥へと連れてかれた。














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ