NO2 ステータス
そしてアーカイブからいろいろなことを教えてもらった。
自分は産まれて二週間の赤ん坊であること、双子の妹がいること、ここがグローリア王国から馬車で四日かかる位置にあること
ぼうたちがいるところは小さな村であるということなどたくさんの興味深い事を教えてもらった。
その中でも特に興味を引いた物があった。
それは『魔法』だ
この世界には例外を除く全てのものに『魔力』が存在する。そしてその魔力を物質や現象に変化させるのが魔法だ。
ちなみに僕は通常よりとても魔力量ご多いらしい。そして人には生まれた時から『適正』というものがあり持っている魔力がどのように変化するか決まっているらしい。ただその適正は魔法の練習によって変えたりできるらしい。
だが『火』の適性がある者は『火』しか使えないなど基本はその適正しか使えないらしい。適正を多く持つこともできるが
多く適正を持つものは使い方や慣れ方に差がでやすく器用貧乏になりやすいんだとか、そしてその『適正』は五歳になると魂に定着してしまうそうだ。
それ以降は適正を変えることができない。
とはいっても、五歳より前に魔法を使うなんて危険だし何よりまだ魔力が少なく魔法を使うことすらできない。
さらに魔法には位があり、初級、中級、上級、最上級・・・と、上がっていくらしい。初級で覚えたて、中級で駆け出し、上級で一般、最上級で一流だそうだ、
他にも王級や、帝級等かあるらしいが、国に雇われる王宮魔術師などのくらいにならなけば使えないらしい。
そして自分のステータスだが・・・
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ステータス
名前・・・グリム
ジョブ・・・
年齢・・・0
性別・・・男
称号・・・知能神のいたずら
HP・・・12
MP・・・35000
STR(筋力)・・・4
VIT(防御力)・・・3
INT(知性)・・・1200
DEX(俊敏)・・・1
スキル
知識の書庫『アーカイブ』
ある程度のずべてのものを観覧することができる。検索も可能。知性と人格がある。
完全記憶
ありとあらゆるものすべてを記憶領域に永久的に保存できる
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この世界のHP、MP以外ステータスの平均は1000らしいが・・・0歳で知性1200っておかしくね?
まぁ魔力量は成人の人より少し少ないくらいだ
アーカイブによると
『適正は5歳で確定してしまうので今のうちから全属性の魔法を修得してみましょう』
とのことだ・・・まぁやって損ではないしやってみようかな
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次の日の昼、お母様(アーカイブ情報)がお昼寝の子守唄を歌いにグリムとシルフィの部屋に入ってきて子守唄を歌い始めた・・・
『ではまずは並列思考のスキルを入手しましょう、私の話を聞きながら同時にマスターのお母様の子守唄を聞きいてください』
(そのくらい普通にできないかな?)
『・・・マスターには簡単でしょうが普通ならば完全に理解するとこで入手できるスキルなのです・・・』
(あっ・・・完全記憶があったっけ・・・)
『ではまずはこの世界のモンスターついての講座を始めます。まずはスライムという最弱のモンスターについてです、体は半液体状で体内にひとつだけ核があり・・・』
「はーい、今日もしっかりと寝ましょうねー………………」
・・・1時間後・・・
うっ・・・眠い・・・だけど・・・まだ・・・魔法に・・・必要な・・・スキルが・・・
『世の中には『神格』があります。世にゆう神様ですね、マスターは知能神のイタズラによって私を手に入れたようですが、基本はそのようなことはありえなく……………』
その時、脳内にアナウンスが流れた、とても小さい音だったが話に集中していたせいか聞こえた
スキル『並列思考』を手に入れました!
その音声が聞こえたあと溶けるように眠りについた・・・