ノルン入城
遅くなって済みません
忙しくて書くのに時間かかりました
あのあと城門で身元の確認などがあったが、俺たちはすんなりと街の中に入ることができた。
テンプレ的に城門で何か一波乱あるかと思ってたのだが…
まあ何もなくて良かった。
捕えた盗賊たちは城門で衛兵たちに引き渡した。
もしかしたらその中に賞金首がいるかもしれないらしい。
まあ俺たちはギルドに所属しているわけないから賞金は護衛をつとめたロイスたちに払われるらしいが。
無事入城することができたのでここで俺たちはダイルさんに別れを告げる。
「ダイルさん、入城料とギルドの登録料を出していただきありがとうございます」
「いえいえ、私は命を救われたのです。気にしないでください。本当はもっとちゃんとお礼をしたかったのですが」
「そんな、もう十分です。これ以上は受け取れません」
さすがにここでダイルさんに頼りすぎるのもよくないからな。
「いやー、シンイチさまは欲がありませんな。それなら今度ぜひ私の店にいらしてください」
「分かりました。ぜひお邪魔させてください」
ダイルさんとの別れを終えた俺たちにロイスが話しかけてくる。
「さて、俺たちは今回のクエストである護衛が終わったからギルドに報告に行くのだが、お前たちも来るか? 登録するんだろう」
「ああ。そうさせてもらおうよ」
「まあ、お前らならあっという間にランクも上がりそうだがな。お前は剣の腕も立つし、刀に魔力を通して強化してたんだろ? それにそっちのお嬢さんからも魔力を感じる」
「魔力?!」
「おや、違ったのか?」
「い、いや。まあその通りなんだが……」
「ああ。悪いな。こういうことを聞くのはマナー違反だな。すまない」
「大丈夫だ。気にしてない」
まさか、自分が知らないうちに魔力を刀に流していたとは! そういやここは異世界だもんな。魔法があってもおかしくない。
しかし、俺も美雪も魔法なんてものは知らなし、使えない。だが俺はそんなことはしていない。
無意識に行ってしまったのだろうか?
もし、魔法の才能があるならぜひ使えるようになりたいな。やはりあこがれる。
「おい。そろそろつくぞ」
「おお、そうか」
俺が、魔法について思いを馳せているとロイスから声をかけられる。
俺が物思いにふけっている間に結構歩いていたようだ
ギルドまでの街並みをみたところどうやらこの世界は中世ヨーロッパに近い世界のようだな。
美雪は街並みをもの珍しそうに眺めている。
まあ日本とは建物のつくりとかも全然違うからな珍しいのだろう。
「着いたぞ。ここが冒険者ギルド、ノルン支部だ」
そこには石造りのそれなりに立派な建物がたっていた。
「ここか!」
「ああ、俺は報告に行くからお前たちは登録に行くといい」
「わかった、たすかった。ありがとうな」
「なーに、気にするな。俺たちも助けてもらったからな」
「また何かあったらよろしく頼むよ」
「おお。じゃあな」
ロイスはギルドの中に入っていった。
「さて、俺たちも行ってみるとするか」
「はい、信一さま。」
ロイスの後をおい、俺たちもギルドの中に入る。
いよいよ冒険者ギルドに登録だな。
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