朝の食卓 2
その事を聞いた後。すぐに、部屋に戻った。
誰も話さない。どれだけ、黙ってたんだろう…。耳が痛くなるほどの、静かな沈黙。
「ねぇ、この国はおかしいよ。自分達の意見をなんで、言ってはいけないの?」
その沈黙を破ったのは、ユウキ。
政府に反抗するのは、怖い。だが、その意見は正しい。
なんで何だろう。何か、僕らいけない事をしたのかな?
「なら、ここは1つ。革命を起こせば?」
ジャックの冷静な声。
「できっこないよ!!3人で、どう活動すんだよ!?そしたら、何万人をを敵に回すかもよ?」
ユウキのヒステリックな声。ユウキの言う通りだ。たった3人なんて、革命運動なんて無理だ。
「この国民全てと、隣国レイーシェル国の力。それならば、この国の暴走は止まるハズだ」
その一言で、撃沈。
どちらも黙り込む。僕らの反撃…革命運動の計画が始まった。
☆☆☆
数時間後、話合いの結果。
僕らは政府に反抗し、集会をする事にした。
ジャックのパパさんも巻き込んで、これからの方針を立てた。一発で上手くは、行かない。けど、やるって見るだけ…。挑戦するのは、良い事だと思うから。出来る所まで、頑張ってみたい。続けていきたい。父さんや母さんのように…。
それから、集会の本部を立ち上げる事になった。場所は、廃校した小学校。かつて、僕が通っていた学校ー…。