↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

思い付き短編

作者: 桃野産毛
掲載日:2024/10/07

“告白”

 麗らかな日差し。

教室は静寂。

遠くで野球部の声がして、

吹奏楽か軽音かがチューニングの間抜けな音を響かせる。


「告白できない。」


 向かい合わせに座る二人。

教室にはこの二人しかいない。


「スマホを持ってて、SNS最盛期のこの世の中!

告白ができない!」

「うるせぇ。」


 うんざりした声。


「それなのに、なのに、なのに!

あっちこっちで、イチャイチャ、イチャイチャ、

イチャイチャしよって!

羨ましいわ!」


 がなる。

耳が痛くなるほどの声量だ。


「告白したからだろ。」

「どーやって?!」

「面と向かって?」

「ヴァーカ!

そんなことしてみろ、断られた挙げ句、

SNSでキモイとかウザイとか晒されるわ!

しかも、何年も保存されて、

同窓会でまた晒されるんだ!」

「その考えがキモいわ。」


 言わんとすることは分からなくないが、

行動も起こさず決めつけるのは如何なものか。


「ラブレター?」

「黒歴史の現物じゃんか?!

それこそ晒されるためのものだよ!」

「ウダウダ言うだけより、キモくない。」

「言葉の切れ味良すぎだからね。

言葉で人は死ねるからね。」


 必死。


「そもそも、誰に告んの?」

「おまえ。」


 凍結。


「は?」


 耳を疑う。


「生徒になに言ってんの?

変態女教師が。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。