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婚約破棄されたら、わたくしを「世界一可愛い」と言う辺境の魔法騎士にプロポーズされました。~なのに白い結婚って、どういうことですか!?~

「お前との婚約を破棄する」

 女学校を卒業し、18歳の誕生日を迎えたドロシーは、結婚報告をするはずだった誕生日パーティーで婚約破棄されてしまう。
 しかも婚約者が皆の前で紹介した恋人は、女学校でドロシーをいじめていた少女である。

 どうしていいか分からなくなったドロシーの前に現れたのは、平民上がりの魔法騎士・ベルンハルト。
「では、俺と結婚してくれませんか」
「え? あ、えーっと……はい!」
 とりあえず頷いたドロシーだったが、その後、この結婚は白い結婚だと告げられてしまう。

「俺は貴女に相応しくない。だから、これは白い結婚です」
「え?」
「貴女が、真に相応しい相手に出会えたら、離婚しましょう」
「……え?」

 訳が分からないままベルンハルトの領地へと向かったドロシーは、せめて彼の役に立ちたくて、小さな領地を発展させようとする。
 しかし一緒に過ごすうちに、ドロシーはどんどんベルンハルトに惹かれていって……!?

(白い結婚なんて、今すぐやめたいんだけど! なんでこんなに手を出してくれないの!?)
第一部
第二部
第三部
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