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自己中心的な俺の異世界冒険生活!!!  作者: 眠くてトコトコ
1/1

一話 寝てる間に異世界召喚とかふざけんな!!!



「・・・・・・はぁ」


ため息が漏れる。

目の前のこの光景を見て、第三者視点から見ればため息も漏れるだろう。聞いていてイラッとくる。


俺達・・・一クラス31人はラノベにある《勇者召喚》で異世界に連れてこられ、神様にチートを貰い、人間族を救って欲しいと頼まれ、クラスの馬鹿どもが自分たちが強いと知って、それで何も考えずに了承した・・・・・・と。


「馬鹿かお前ら?」


俺の前にはクラスメイトがいる。

みんなで食事を取りながら、事の顛末を聞き終え素直にそう言った。馬鹿だろこいつら・・・・・・。


「その言い方はないんじゃないかな?」

「この国の人だって困ってるんだよ!!」

「困ってるなら助けないと・・・私たちにはそのための力があるんだから!!!」


馬鹿だろこいつら。

脳みそほんとにあんの?国王にちょっと頭下げられて調子に乗っただけだろおまえら?第一・・・・・・


「じゃあその魔族とやらに人間は何をされたの?」


そこら辺一切話しに出てこなかったけどどうなの?

俺的には人間が先に何かやったように思えるんだけど・・・国王と話して思ったけど絶対あの人腹黒いよ。


「魔族は悪いやつだって言ってたよ・・・・・・国王が」

「だからその魔族は何をしたの?」

「いっぱい人殺されたって言ってました・・・国王が」

「人族は魔族を殺してないと?」

「沢山ものを盗まれたって・・・国王が」

「人族も同じことしてそうだよね」

「・・・・・・・・・・・・」


だんまりかよ。

つまり煽てられて調子に乗ってこのザマと・・・・・・。


「けど困ってたなら助けないと・・・・・・俺は勇者に選ばれたんだから!!!」

「・・・竹崎」

「君だって本当はそう思うんだろう・・・和人?」

「勇者に選ばれたとかどうでもいいからさ・・・・わかってる?君が軽はずみに了承したせいで俺達は人を殺さないといけないんだよ?」

「・・・・・・・・・え?」


え?じゃねぇよ!

俺達は高校一年生だぞ。

それぐらい気づけよ!!つーか仮にも勇者ならそこら辺言われなくても分かるようになれ!!!

くっそ!!大人の一人でもいれば違ったんだろうけど・・・・・・。ないものねだりはするだけ無駄か。


「だ・・・だいたいそんな肝心な時に寝ていたやつに言われたくない!!!」

「そうだよ!!さっきから色々言ってくるけど和人くんはその時寝てたじゃない!!!」

「そうだそうだ!!!」


痛いところ着いてくるな。

だが、あの時寝ていたことは事実だからな。



♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢



時間は遡り朝になる。


俺・・・源和人みなもとかずとは朝の6時に起きて制服に着替える。着替え終わってすぐ今日の一日の予定を確認した後、リビングに降りた。


ここで俺の特徴を言っておこう。

黒髪で髪は長めで所々髪が跳ねている。アホ毛も装着している。トレードマークだ。

身長は150センチ(148センチではない)にダボダボの制服を装着している。俺は基本的に服はダボダボな方が好きだ。


父親が海外の人で目の色は透明と白色の間のような色だった。子供の頃はよく虐められた。

もちろんやり返したけど。

肌の色もかなり白い。毛も生えていない。悲しいことに下の毛も生えておらずいつ生えるか気になっているお年頃だ。


こんなところでいいだろう。

そんな俺の両親だが既に他界している。

だが、悲しいと思ったことは無い。人はいずれ死ぬ物だからだ。だからって死にたい訳では無いが・・・・・・。


ソファに座りテレビをつける。

深夜アニメの録画を流しながら、ソファの前の机に置いてあるお菓子を手に取り食べ始める。いつも朝はこんなものだ。


7時になりニュースを流しながら朝ごはんを作る。朝食はロールパンにコーンスープにベーコンエッグだ。牛乳も忘れては行けない。

それと俺は野菜が嫌いなので両親が亡くなったあとは一切食べていなかった。いや、カップラーメンに入ってた野菜は食べた。餃子とかも・・・・・・。


そんな俺の食事は終わり皿を片し洗面所へ向かう。

歯磨きをするも寝癖は直さないのが俺のポリシーだ。だって前に直そうとしても俺の寝癖しつこいんだもん。


テレビを消しバックを持ちヘッドホンを装着して家を出る。登校中は音楽を聴きながら歩くのが楽しいからだ。


学校に着き教室に入る。

自分の席に座りカバンから枕を出す。

クラスは朝のため煩いからヘッドホンに流してた音楽を最大にして枕に顔を埋め寝る。成績はいいのかって?俺天才だからテスト100点取れるし問題はなかった。













そして気づいたら


「知らない天井だ」


と言って起き上がり辺りを見回すとクラスメイト囲まれていてよく分からず食堂に連れていかれ興奮気味に話された。しかも話してる最中はバカ丸出しだった。


そして今に至る。


頭を掻きながら食べ終わった皿をメイドにわたし勇者とかの竹崎達を見る。聖女とか賢者とか選ばれたやつもいて興奮を隠しきれてもいなかった。


「取り敢えず情報を整理しよっか」


俺がそう言うと竹崎たちもそれに賛同したみたいだ。馬鹿だから扱いやすくて助かった。何人かは俺が気に入らないようだけど・・・・・・。



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