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坂道合同オーディション

「ではこれから、坂道合同オーディションを開催する。1人1人、自己アピールをしていって。じゃあまず、青木坂から」

「はい!1番、北海道から来ました青木坂です。僕は角度が50度あり、1番下の交差点の部分は建物がなくて見晴らしもよく、冬になるとスキーヤーが好んで下りに来るほどです!ここ3年、無事故をキープしています!」

「次、2番飯野坂」

「2番、広島県から来ました飯野坂です!僕は角度が20度ですが、距離が長く、自転車では登れずに降りて歩く人が多いです。以前、2人乗りをしていた男女2人が坂が辛くて降りて歩き、その途中で告白して成功してから、飯野坂で自転車を降りて告白をすると永遠に結ばれるという伝説ができました!」

「次、3番浦野坂」

「3番、長野県から来ました浦野坂です。僕は角度が40度あり、道幅も1mあるかないかくらいで車も通れません。ですが、私道なので、夏になると近所の方が集まって流しそうめんをします。年々有名になり、最近ではついに地域の一大イベントとして、賑わっています」

「今回もなかなかいいメンバーがそろってるな」

「あの、審査委員長」

「何だ?」

「これ、何を決めるオーディションなんですか?」

「・・・次に有名になりそうな坂決めればいいかなって思ってたけど」

「たぶんですけど、売り出せないですよ」

「CDとか出せばいいじゃん」

「出せませんよ!?坂ですよ!?ただの傾斜ですよ!?」

「・・・じゃあ全力坂で使ってもらおう」

「・・・そうですね」

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