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円卓
◯アーサー
円卓・・・あいつが前に話していた。
アーサーは喜びで体が震えそうだった。
しゃべり続けるアロアとイズーには目もくれず円卓をじっと見つめた。
マーリン。絶対にお前を殺してやる。
アーサーはやっと見つけたのだ。
ずっと探していた者を。
◯アロア
「ねえ、もういい加減にしない?イズー」
先程までの会話がアロアのその一言でぴたっと止まった。
「あなたは私達をリーダーに会わせる気なんて全くないでしょ?」
イズーは何も答えない。
「国王軍と取引でもしたの?」
イズーは胸を押さえた。
きっとどうしようもない約束をしたのね。
国王軍どもは。
さすがにあからさまにここまで誘いこまれたのだから、あのアーサーでも気づいているだろうとアロアは横に座っていたアーサーを見た。
そのアーサーの顔を見てアロアは思わず息を呑んだ。
円卓を見つめるアーサーの顔は今まで見たことのない顔をしていたからだ。
その時、扉が強く叩かれる音が響いた。
「俺は、会いたいだけなんだよ。父さんと母さんに」
イズーはにこっと笑った。
「ごめんね。姉さん。兄さん」




