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ALOISE(アロア)  作者: 十八谷 瑠南
77/213

地下道の少年

◯アーサー

「貴様!」

アーサーが少年に飛び掛かろうとしたが、アロアに止められた。

「待って、アーサー」

アーサーはアロアを睨んだが、アロアは気にしていない様だった。

「ねえ、この人の財布盗んだでしょ?返してくれない?」

「財布?俺、そんなもん盗んでないよ」

「貴様、嘘をつくな!」

アーサーはアロアの制止する腕を振り払おうとしたが、振り払えるはずがなかった。

「本当に?あなたじゃないの?」

「本当だって!」

「そうらしいわよ?アーサー、別の子供じゃないの?」

アーサーはイライラしながら、明かりに照らされ少年の顔を見つめた。

確かに、財布を盗んだ子供はもう少し大きかった気がする。

アーサーはぼそっとつぶやいた。

「こいつじゃない」

「そう?」

アロアはアーサーから制止していた腕を離した。

「人違いだったみたい。蹴ってごめんね」

少年は、にっと笑った。

「まあいいってことよ。財布盗んだことないっていったら嘘にはなるし。あ、でも今日は俺盗んでないよ?しっかし、俺達と同じ子供から財布を盗むなんて誰がやったんだろうな」

アーサーはむっとした。

「私たちが、子供だと!?」

アロアは吹き出した。少年はきょとんとした顔をした。

「え?大人なの?俺達のリーダーと同じくらいに見えるけど?」

「貴様らと一緒にするな!」

「アーサー、落ち着いて。それこそ大人気ないわよ。ねえ、あなた達のリーダーっていくつなの?」

「15」

「本当に同い年ね。私も15よ。アーサーも15でしょ?」


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