49/213
国王軍の男
「アーサー、この話、あなたが王だと預言した老人とあなたと旅した友達3人の他に知っている人はいないの?」
「いないはずだ。父は知った人間がいれば普通は殺そうとするはず。グウィネヴィアとランスロットを殺さなかったのは、使い道があるからだ」
「じゃあ、あなたもこの話を聞いてしまった以上、国王軍に戻ることはできないわね」
アーサーは、アロアの言葉の意味が理解できず、きょとんとした顔をした後、驚いてソファーの上の男を見た。
「貴様、起きていたのか」
ソファーで伸びていた男の体がびくっと動いた。
「これからどうする気?」
男ががばっと体を急に起こし、隠し持っていた銃をアロアとアーサーに向けた。
鼻に巻かれている大きな包帯が少しずれた。
アーサーは持っていた剣を男に向けた。男は声を上げて笑い出す。




