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アーサーの告白②
◯アーサー
「私も貴様と同じだ」
「同じって?」
「友を見殺しにした」
アーサーは剣を見つめる。刃に映る自分と目が合った。
「この剣を見つけるために、見殺しにした。この剣は、王である父のものではない」
「あなたの剣でしょ?」
アーサーはアロアを見つめる。
「なぜそう思う?」
「だってさっきあなた剣を使ったじゃない。選定の剣って確か選ばれた王にしか使えなかったはずよね?」
アーサーは表情を変えない。
「だからそう思っただけ」
「だが、貴様も見ていただろう?こいつの腕を斬ることができなかった」
「でも、剣を使うことはできた」
アーサーを見つめるアロアの顔が微笑む。
アーサーは話を続ける。




