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ALOISE(アロア)  作者: 十八谷 瑠南
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アロアの回想⑤

夕映えの大聖堂を見つめる彼の笑顔は悲しく、でも、優しくて美しかった。

その横顔に恐れを感じてしまうほど。

夕映えに照らされた彼がアロアを見つめる。

貧乏人だって時には生き方を選べるんだ。

他の人がけちを付けられないほどえらくなるんだ。

そう言いた放った彼は、アロアに微笑み、言葉を続ける。

えらくなるか死んでしまうかだよ。アロア。




こんなことになるなんて想像もしなかった。

私たちは、あの時全く違う未来を描いて2人で生きて行こうと決めたのに。

シスターはアロアに言い放つ。

「こんな結果を全く望んでいなかったと思う。でもね、自分で決めたことって案外そういうものなのよ。だからどんなに情けなくても、辛くてもそれが自分の決めた道であるなら逃げてはいけない」

シスターはアロアの手を力強く握った。

「自分で決めたことに責任を持ちなさい」

アロアの目の前からかつての親友が消えていく。


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