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ALOISE(アロア)  作者: 十八谷 瑠南
36/213

あの時と同じ瞳で

◯アロア

アロアはソファーの上に男を寝かせた。

「俺の時もこうやって運んだのだな」

「やっと認めてくれた?」

「貴様、何者なんだ?」

少年は、アロアを睨みつけた。

アロアは少年を見つめ返す。

それは、懐かしい光景だった。

あの時もアロアはこうして恩人のシスターと見つめ合った。

「私ね、昔、親友を見殺しにしたの」

少年の体がびくっと動いた。

「見殺しにした?」

アロアは目を伏せた。

「彼が死んでから辛かった。自分を責めるしかなかった。気づいたら、故郷を出て色んな街を転々としていたの。でもこの街に着いた時に、遂に倒れてしまって。この前のあなたと同じよ」

アロアは少年に微笑んだが少年は表情を変えない。

「倒れた時に、ああやっと死ねる、私の罪はこれで償われるって思ったの。でも、結局死ねなかった。ここの教会のシスターに助けてもらったから」

アロアは思い出す。あの時のことを。


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